ここではミックスボイス発声時における一般的な感覚について取り上げてみます。 ミックスボイスと言うと特殊な印象を受けますので、高音をだすときの感覚と捉えてください。 高音で特別な発声をするわけではなく、全音域でバランスの取れた発声を意識してください。 地声=口腔内、裏声=上の方 口内で響く地声 チェストボイス(胸声・地声...
04章 ミックスボイスの記事一覧
高音で声量をあげることはミックスボイスの習得の妨げになります。 高音で叫ぶことはできる限り避けるべきです。 ミックスボイスは「声帯の閉鎖が地声に比べて短い」ことは聞いたことはあるでしょうか? ミックスボイスでは振動体が削減されるため、それだけ「息の量が少なくてすむ」ようになります。 「慣れないうちは、ミックスボイス音域...
ミックスボイスにはGまたはM ミックスボイスの開発・強化に適した子音には「GorM」が挙げられます。 ですが、人によって子音の発声の癖などもありますので、万能ではりません。 特に子音を力んで発音する癖のある人は、逆効果の場合もありますので注意が必要です。 GとMは息が一度止まる では、なぜGorMが適しているのか? そ...
子音はミックスボイスの発声に影響を与える ミックスボイスを出す際に「子音がミックスボイスの発声を妨げてしまう」場合があります。 一方、「正しく子音を使うと」ミックスボイスの発声を助けてくれます。 子音の発音は発声に大きく影響を与えるので、十分に注意が必要です。 まずはミックスボイスに関係なく、すべての発声おいて基本的な...
リップロールはミックスボイスの発見につながります。 リップロールは唇が発声のサポートをしてくれるため、通常の発声よりもミックスボイスの位置に声が入りやすくなります。 また声帯の負担も少ないのが特徴です。 声帯の負担が少ないため、「ウォームアップ」にも適しています。 喚声点をまたいでスムーズに出せることが大切ですので、 ...
ミックスボイスで叫ぼう。チェストボイスで叫ばない ミックスボイスを出すためには「叫ばないこと」が大切であると、これまでに挙げました。 しかし、これは「チェストボイスで叫ばないこと」を指します。 ミックスボイスを一旦覚えると、そこから声量を上げていくためには「ミックスボイスで叫ぶ」ことが必要です。 (もちろん喉に負担のな...
ミックスボイスの声量をあげるためには、口の中と喉のスペースを広く作ります。 ミックスボイスの声量をあげていくためには、「声を響かすために大きな空間をとること」が必要です。 具体的には、空間の調節ができる場所は二つあげられます。 それは「口の中」と「喉の中」です。 口の中は、「喉の奥のスペース」と「顎」をリラックスして開...
生まれたばかりのミックスボイスは長時間持ちません ミックスボイスを見つけて間もない頃は、ミックスボイスに必要な筋肉はあまり鍛えられていない場合が多くあります。 またバランスが悪い場合もよくあるため負担もより大きいでしょう。 そのため、ミックスボイスを練習すると「すぐに」声が疲れてしまいがちです。 特にバランスの悪い高音...
ミックスボイスの感覚は人ぞれぞれです。 ミックスボイスは様々な説明がなされていると思います。 感覚も人によって少しずつ異なりますし、概念も定まっていません。 例えばミックスボイスとは下記の3つです。 ① 裏声を強化し地声(実声・胸声)のように聞こえるようにしたもの ② 地声と裏声を混ぜ合わせたもの ③ 裏声に地声を加え...
声帯は音程が高くなるにつれて、触れる幅が短くなります 声区とは様々な考え方がなされていますので、詳しい議論は専門家の方々におまかせします。 レジスターとも呼ばれます。 レジスターはパイプオルガンから用いられた言葉です。 声帯は高い声になり声区をまたぐにつれて「合わさる幅が短く」なってきます。 声帯の触れる幅が 「一番長...
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