『Ch'ella mi creda libero e lontano(やがて来る自由の日)』は、ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini/1858年-1924年)が1910年に作曲したオペラ『西部の娘(La Fanciulla del West)』の中でジョンソン(テノール)によって歌われるアリアです。

ヒロインのミニー(ソプラノ)はジョンソンに恋をします。
しかしジョンソンの素性は盗賊で、やがてジョンソンは捕まり首吊りの刑となってしまいます。
そのジョンソンがミニーへの想いを歌うのがこのアリアです。

ここでは『Ch'ella mi creda』の対訳・日本語訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

『Ch'ella mi creda~西部の娘~』の名演

ヨナス・カウフマン(Jonas Kaufmann/1969年7月10日-)
ドイツのテノール歌手

『Ch'ella mi creda~西部の娘~』の歌詞1

Ch'ella mi creda libero e lontano
sopra una nuova via di redenzione!...
Aspetterà ch'io torni...
E passeranno i giorni,
E passeranno i giorni,
ed io, ed io non tornerò...
ed io non tornerò...

『Ch'ella mi creda~西部の娘~』の対訳1

私が自由になって遠くいると  彼女に信じさせてほしい
新しい贖罪の道に向かって
彼女は私が帰るのを待つだろう
そして 日々は過ぎるだろう
そして 日々は過ぎるだろう
しかし私は しかし私は帰らないだろう
しかし私は帰らないだろう

単語の意味

Ch'ella
credere/信じる
libero/自由な
lontano/遠い
sopra/~の上に・~に向かって
nuovo/新しい
via/道・通り
redenzione/救済・贖罪
aspettare/待つ
tornare/戻る・帰る
e/ed/そして
passare/通る・過ぎる
giorno/日

『Ch'ella mi creda~西部の娘~』の歌詞2

Minnie, della mia vita mio solo fiore,
Minnie, che m'hai voluto tanto bene!...
Tanto bene!
Ah, ah! tu della mia vita mio solo fior!

『Ch'ella mi creda~西部の娘~』の対訳2

ミニー、私の人生の唯一の花
ミニー、あなたは私をたくさん愛してくれた
たくさん愛してくれた
ああ、ああ、あなたは私の人生の唯一の花

単語の意味

della/di+la
di/~の
vita/生命・人生
solo/唯一の・ただ~だけ
fiore/花
voluto-volere
volere bene+人/人を好きになる
tanto/たくさんの
bene/善・愛

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