『Ein Mädchen oder Weibchen(恋人か女房が)』は、モーツァルト作曲の傑作オペラ『魔笛』の第20番(第2幕第24場)でパパゲーノ(バリトン)によって歌われます。

 「魔笛」はモーツァルトを代表する作品で、1791年に作曲されました。
台本はエマヌエル・シカネーダーによって書かれました。

ここでは『Ein Mädchen oder Weibchen(恋人か女房が)』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

↑ 『魔笛』の詳細はこちらから

『Ein Mädchen oder Weibchen(恋人か女房が)』の名演

デトレフ・ロス(Detlef Roth/1969年-)
ドイツのバリトン歌手

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞1

Ein Mädchen oder Weibchen
Wünscht Papageno sich!
O so ein sanftes Täubchen
Wär' Seligkeit für mich!

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳1

女の子一人か かみさん一人を
パパゲーノは欲しいんだ!
ああ おとなしい小鳩(のような女の子)なら
僕は嬉しいよ

単語の意味

Mädchen/女の子
oder/または
Weibchen/女、かみさん
wünschen/欲しい、祈る、願う
sanft/おだやかな、おとなしい
Täubchen/小鳩
Seligkeit/至福、喜び

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞2

Dann schmeckte mir Trinken und Essen,
Dann könnt' ich mit Fürsten mich messen,
Des Lebens als Weiser mich freu'n,
Und wie im Elysium sein.

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳2

それから 美味しく食べて飲んで
そしたら 領主様のよう
賢く人生を楽しもう
そしたら まるで極楽さ

単語の意味

dann/それから、そのとき
schmecken/味がする、おいしい
Trinken/飲むこと、飲酒
Essen/食事、食べ物
Fürst/侯爵、領主
Leben/人生、生活
Weise/賢者
freuen/喜ぶ、楽しむ
Elysium/極楽

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞3

Ein Mädchen oder Weibchen
Wünscht Papageno sich!
O so ein sanftes Täubchen
War' Seeligkeit für mich!

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳3

女の子一人か かみさん一人を
パパゲーノは欲しいんだ!
ああ おとなしい小鳩(のような女の子)なら
僕は嬉しいよ

単語の意味

Mädchen/女の子
oder/または
Weibchen/女、かみさん
wünschen/欲しい、祈る、願う
sanft/おだやかな、おとなしい
Täubchen/小鳩
Seligkeit/至福、喜び

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞4

Ach kann ich denn keiner von allen
Den reizenden Mädchen gefallen?
Helf' eine mir nur aus der Not,
Sonst gräm' ich mich wahrlich zu Tod.

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳4

ああ 僕は一人ぼっちで誰もいない
チャーミングな女の子は気に入ってくれない
とにかく窮地に陥っている僕を助けて
そうしないと、僕は本当に死ぬほど悲しいんだ

単語の意味

ach/ああ
kein/~ない
allen/一人きりで、寂しい
reizend/魅力的な、チャーミングな
Mädchen/女の子
gefallen/気に入る
helfen/手伝う、助ける
Not/苦しみ、困窮
Sonst/そうしないと、そのほかに
grämen/深く悲しむ
wahrlich/本当に
Tod/死

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞5

Ein Mädchen oder Weibchen,
Wünscht Papageno sich!
O so ein sanftes Täubchen
Wär' Seligkeit für mich.

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳5

女の子一人か かみさん一人を
パパゲーノは欲しいんだ!
ああ おとなしい小鳩(のような女の子)なら
僕は嬉しいよ

単語の意味

Mädchen/女の子
oder/または
Weibchen/女、かみさん
wünschen/欲しい、祈る、願う
sanft/おだやかな、おとなしい
Täubchen/小鳩
Seligkeit/至福、喜び

『Ein Mädchen oder Weibchen』の歌詞6

Wird keine mir Liebe gewähren,
So muss mich die Flamme verzehren!
Doch küsst mich ein weiblicher Mund,
So bin ich schon wieder gesund.

『Ein Mädchen oder Weibchen』の対訳6

僕に恋人ができなかったら
炎で焼け焦げるにちがいない
頼むから 女性の口で僕にキスしてよ
もうそれで 僕はまた元気になるから

単語の意味

Liebe/愛、恋人
gewähren/与える、かなえる
Flamme/炎、情熱
verzehren/身がやつれる、憔悴する、消耗する
doch/だが、やはり、頼むから
küssen/キスをする
weiblich/女性の
Mund/口
schon/すでに、もう
wieder/再び
gesund/健康な

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