リップロールには様々な効果があります。 リップロールは「発声方法の矯正・習得」及び「ウォームアップ」として効果的な練習法です。 ボイストレーニングで教わったことがある方も多いでしょう。 唇をつけて、ブルルル~と震わせて声を出す発声方法です。 唇がうまく震えない場合は、指を唇の両端の上に沿えてあげると出しやすくなります。...
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あくびの状態を歌に利用しよう。 歌う上で「喉頭の位置を安定させる」ことは大切なことです。 そこで、喉頭を下がったまま(上がらない)にするために「あくびの状態を保ちなさい」とよく言われます。 ボイストレーニングで 「あくびをするように歌いましょう。」 と指導を受けた方も多いでしょう。 あくびをイメージすることは、とても効...
ハミング練習はボイトレの王道 N(ハミング)で歌う練習をボイストレーニングに取り入れている人は多いと思います。 ボイストレーニングで教わった方も多いでしょう。 ハミングは鼻腔に響きが集まりやすい練習です。 「ハミングの響きを保ったまま、アからオまでのすべての母音も歌いましょう」と指導を受けている人も多いでしょう。 ハミ...
音に対する身体的感覚は十人十色です。 歌うときに身体のどこに音の感覚があるでしょうか? 下記にある書籍から拝借し、実際のかつての著名な歌手たちの音の感覚に対する情報を記載します。 ウィザスプーン ★鼻の中の下の後方にほとんどの音を感じた カルーソー ★両脚に鈴のなるような感覚を感じた ジーン、デュ、レシュケ ★顔面に振...
多くの子音の発語で、舌の力は必要です。 多くの子音では、発語するときに「舌の筋肉」が働いています。 一方母音を歌うときには、正しい発声方法であれば舌の筋肉はリラックスした状態にあります。 (母音を形作るため力は必要ですが、わずかです。) もしも、子音での舌の緊張が必要以上にあると「母音の発語の邪魔」をしてしまいます。 ...
子音は母音より高い位置で発語しましょう。 子音を発音する場所は理論上はどの音程においても同じはずです。 しかし、子音を発音する場合に、歌手は音程が高くなるにつれて、 ・より高い場所で ・より軽く ・より密度を高く ・スピーディーに 発音すべきです。 正確には「自分が感じている音程の焦点(母音の響きを感じる場所)のちょう...
響く声は音色を変えずに広音域を自由に歌えます。 一言に大きい声と言っても ・響く声 ・うるさい声 の二種類に分けられます。 ではその違いをどう見分ければいいでしょうか? 響く声は、広い声域において音の強弱をピアノからフォルテまで滑らかに自由に行き来できます。 そして音色も統一されています。 うるさい声だと声を自由にコン...
舌の癖は厄介なものの1つ 歌う上での舌の癖は、様々な癖の中でも最も厄介なものの一つでしょう。 舌の緊張の原因は多種多様で、癖を治す万能薬はありません。 そのヒントや、舌の及ぼす悪影響をここでは書きたいと思います。 いつもの状態=リラックスした状態とは限らない 普段の舌の状態は、リラックスした状態ですか? 何もしていない...
マイク(前)へ向けて歌うことは危険を伴う 前へ歌う(マイクへ向けて歌う)指導法もあります。 どうぞ先入観を捨てて読んでください。 ライブやレコーディング、カラオケ、コンサートホールで歌うときに、皆さんはどこへ向けて歌っていますか? マイク(=前方)へ向かって歌っている人も多いと思います。 しかし、これは危険な選択になる...
声帯を必要以上に厚く使うことには、避けるべきテクニックのひとつです。 声帯を厚く使うとは、簡単に言うと「力みすぎている」状態のことです。 歌に必要のない筋肉を使っている場合もありますし、ただ単純に必要以上のエネルギーを使っている場合もあります。 優先的に意識して避けるべきことは、その中でも「歌に必要のない筋肉を使わない...