ライブでもレコーディングでも、欠かせないものがマイクです。
ボーカル用やレコーディング用のマイクだけでなく、近頃ではカラオケ用のマイクも人気のようです。
マイクの特徴一つで音色まで変わってしまいますので、音にこだわりたい場合はマイクにもこだわりたいところです。
反対にある程度音に寛容であれば、コスパを重視してマイクを選びたいところですね。
ここではゼンハイザー E945を取り上げてみたいと思います。
ゼンハイザー E945の基本情報
・タイプ:ダイナミックマイク
・指向特:超単一指向性
・周波数特性:40Hz~18kHz
・感度:-54dB(0dB=1V/Pa、1kHz)
・出力インピーダンス:350Ω
・重量:330g
・外形寸法:47mm(最大径)、186mm(全長)
・マイクケース、マイクホルダー付属
ゼンハイザー E945の良い感想
・音の抜けが良い。
・高音に伸びを感じる。
・声に艶やまろやかさを感じられる。
・ハンドリングノイズが少ない。
ゼンハイザー E945の気になるポイント
・バランスをとるのが難しく歌い手を選ぶかもしれない。
・超単一指向性で余分な周りの音を拾いにくい。
「抜けの良い」ボーカルマイク
E945はゼンハイザーのボーカル用マイクとして最も愛されているマイクの一つです。
声の抜けが良いのでSM58などから乗り換えた経験のある方も多いと思います。
声の輪郭もクリアになり、サウンドも明るくなる印象です。
声に艶が感じられるのも人気の理由の一つだと思います。
この艶のために音が太く抜けが良いのにもかかわらず、まろやかに声が響いてくれます。
また繊細の表現もしっかりと再現してくれますので、しっかりとした実力のあるボーカリストにもオススメできます。
反対に粗やテクニック不足をごまかしたい人の場合は、E945は合わないかもしれません。
気になる点もある
人気の高いマイクではありますが、気になる点もいくつかはあります。
超単一指向性のため、マイクから不適切な距離や方向に離れてしまうと声を拾いにくいことは頭に入れておきたいところです。
また声がギュッと詰まっているように聴こえますが、それは逆に言うとナチュラルな音質ではないことになるかもしれません。
純粋な自然なサウンドを好んでいる場合は、合わない可能性もあるでしょう。
ただボーカル用のスタンダードマイクのSM58も音は太いので、それに慣れている方は違和感を感じないかもしれません。
1万円のマイクとは価格分の違いは感じられるマイクだと思います。
ボーカル用マイクの購入を検討している場合は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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