KORGのLP-180は「初心者のピアノ練習」のきっかけに

ピアノと言えばYAMAHAが思いつきますが、YAMAHAと同様にKORGも評判の高いメーカーの一つです。
手頃なKORG電子ピアノと言えばKORGのLP-380がありますが、LP-180はそれが更に手頃になったものです。

電子ピアノを選ぶ基準は様々なものがあると思います。

例えば、
・生ピアノの代用として
・趣味のピアノの練習として
・ピアノの他にも様々な音色が欲しい
・持ち運べるタイプが欲しい
などです。

ここでは、KORGのLP-180を取り上げてみようと思います。

KORGのLP-180の基本情報

カラー:黒・白
鍵盤:88鍵
タッチ・コントロール:3段階(ライト、ノーマル、ヘビー)
音源:ステレオPCM音源
最大同時発音数:120(ステレオ時最大60音)
音色:10音色
エフェクト:リバーブ、コーラス
デモ・ソング:10曲(各音色ごとに1曲)
ペダル:付属ペダル・ユニット(ダンパー、ソステヌート、ソフト)
接続端子:ヘッドホン x 2、MIDI OUT
アンプ出力:11W x 2
スピーカー:だ円形(16 cm x 8 cm )x 2
外形寸法:1,365 (W) x 274 (D) x 781 (H) mm(スタンド、突起物含む)
質量:23.3kg(ペダル・ユニット除く)
付属品:ACアダプター、ペダル・ユニット、ペダル・コード

KORGのLP-380との違い

上位機種のKORGのLP-380との違いは、「少し質が劣ったもの」と考えればいいと思います。

良い点

・37kg→23.3kgと軽量である。
・奥行きが短い(35cm→27cm)

懸念点

・音色が30→10
・ペダルが固定されていない
・リバーブ・コーラスの調整ができない

ピアノで遊ぶには十分

KORGのLP-180は本格的にピアノを勉強するには力不足ではありますが、ピアノで遊ぶには十分の電子ピアノです。
lp180

ピアノタッチも優秀

価格から考えると、ピアノタッチもしっかりとしており「ピアノの気分」が味わえます。
生ピアノのように粘りは感じられませんが、重さは感じられますのでペコペコ鍵盤とは一線を画します。
低価格帯でありながら、3段階の重さのピアノタッチを選べるところも嬉しいポイントです。

ただピアニッシモの重さや音などは、生ピアノとは異なります。
ピアノをしっかりと勉強したい方にとってはネックとなるでしょう。

音色数も十分

また音色が10種類と、電子ピアノでは少ない部類に入りますが、一般的な使い方では必要十分な数です。

・生ピアノ(2種類)
・電子ピアノ(2種類)
・ハープシコード、クラビコード
・オルガン
・ストリングス
を備えていますので、十分に楽しめます。

デザイン性も重視

小さい電子ピアノですがカバーが付いていますので、デザイン性にも優れています。
またカバーを開けるとカバーが譜面台になるという、便利なカバーでもあります。

その他には、ヘッドホン端子が二つありますので、親子でピアノを楽しむこともできます。

KORGのLP-180は「シンプルかつ省スペース」な電子ピアノ

KORGのLP-180は、お手軽で省スペースの電子ピアノをお探しの方にオススメです。
LP-380でも省スペースですが、さらにコンパクトになっています。

そして、機能は最小限ですが、
・比較的本格的なピアノタッチ
・生ピアノに近い音色
が安価で楽しめます。

「シンプルな電子ピアノで十分」という方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
価格と照らし合わせると、コスパの高い電子ピアノだと思います。
必要な基本的性能・機能が削られておらず、バランスの整った製品です。

もちろん、豊富な機能が欲しい場合は別の選択肢を考えることも必要だと思います。

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