オーディオの音質を決める中心はスピーカーですが、アンプやプレーヤーの組み合わせによっても音質はもちろん変わります。
アンプは音楽用の「プリメインアンプ」と映像用の「AVアンプ」に大きく分けると分類できます。
プリメインアンプはプリアンプとパワーアンプの両方の機能を持った一体型アンプです。
音質にとことんこだわる方は、プリアンプとパワーアンプを別々にそろえる場合もありますが、値段も高く専門性も必要です。
一般的な音楽観賞用でしたら、プリメインアンプで十分でしょう。
ここでは、プリメインアンプのONKYOのA-9050の基本情報や「良い評判」「悪い評判」をまとめてみます。
是非スピーカー選びの参考にしてください。
ONKYOのA-9050の基本情報
定格出力:75W/8Ω
再生周波数帯域:10Hz~100kHz
対応インピーダンス:8Ω
消費電力:180 W
アナログ入力:6 系統
デジタル入力:光×1/同軸×2
Phono:○
アナログ出力:1 系統
デジタル出力:×
プリアウト:○
ヘッドホン出力:○
DAC搭載:○
DAC機能:2ch PCM:32・44.1・48・88.2・96kHz/16・24bit
ハイレゾ:○
トーンコントロール:○
バイワイヤリング:○
幅x高さx奥行:435x139x330.3 mm
重量:8.2kg
※Wi-Fi/AirPlay/DLNA/Bluetoothには非対応
ONKYOのA-9050への良い感想
・透明感のある響きが楽しめる。
・パワーは十分にある。
・癖が少ないのでオールラウンドに活躍できる。
ONKYOのA-9050の気になるポイント
・低音が控えめで、中高音に重みのある音作りである。
・音の線が少し細目に感じる。
・サイズが大きめで重量もある。
「予算3万円では筆頭候補」のプリメインアンプ
クラシック以外は守備範囲内
ONKYOのA-9050はジャンルを気にせずオールラウンドで音楽が聴けるプリメインアンプです。
キレの良いサウンドで、音源の音をそのまま再生してくれているかのような感想です。
唯一の苦手分野は強いて言うとクラシックでしょうか。
低音が控え目なのと、音色が硬めなためクラシックの生音独特の雰囲気が感じにくく、冷めた音色の印象を受けます。
ただクラシックをホールで聴いたときの音色の感覚にこだわらないのであれば、クラシックも十分に聴けます。
しかし良いことも悪いところもありますが、A-9050は「良い意味で癖が少ない」プリメインアンプです。
そういう意味では、アンプ選びに迷っている入門者の人にもオススメできる製品です。
きっとオールラウンドに活躍してくれることだと思います。
ただ音の線が少し細い印象を受けます。
分厚い荒削りのサウンドが好みの場合は、他の候補も考えるべきでしょう。
値段を考慮すると十分のサウンド
音色は透明感がありますが、音の伸びには不満を感じる人もいるでしょう。
また音作りは低音よりは中高音を意識した作りになっています。
とは言っても同じ価格帯で比べると、とても優れているとは思います。
パワーは十分にありますしデジタル入力でクリアなサウンドが楽しめます。
安価なブルーレイプレーヤーなどでもデジタル入力でも、ある程度のサウンドは奏でてくれます。
以上、メリット・デメリットともに書きましたが、この価格帯では多少の不満は仕方ないと思います。
エントリーモデルとしてコストパフォーマンスに優れた製品ですので、予算3万円でプリメインアンプを探している場合は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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