先日、某スピーカー売り場でDENON/DALIの販売担当者からの熱いお話しが聴けましたので紹介しようと思います。
数十年もスピーカーに関わっている方で、とても親切にお話しいただけました。
あくまで個人の売り場担当の方ですので、意見が多少偏っていることを考慮して読んでいただければと思います。
お話しいただいた対象は低価格帯のスピーカーです。
低価格帯のスピーカーではZENSOR3がオススメ
担当者の方によると、低価格帯のスピーカーの中ではZENSOR3が個人的にオススメだそうです。
大きな理由としては「ハズレの可能性が少ない」ことも挙げられるそうです。
サラサラした高音
また、その方によると多くの人の耳にとって音の良し悪しを判断するのは「高音のサラサラした音」がカギになるとのことでした。
そのサラサラした高音がZENSOR3では味わえるというわけです。
同じDALIでもコストで比較すると、同じく人気のあるLECTOR1やMenuetよりもオススメのことでした。
また自然の森の中でのストレスのない音色に近ければ近いほど、人の耳は心地よく感じるとのことでした。
箱の鳴りのバランスが良い
もう一つZENSOR3のオススメの理由としては、箱の鳴りが絶妙だということでした。
箱の作り自体は決してしっかりしてはいないのですが、そのしっかりしてない箱が反対に丁度いい反響を生み出しているとのことです。
意外にもDENONはハズレ!?
DENONの販売員ですのでDENONのスピーカーはオススメするべきですが、意外にもDENONのスピーカーでは国内メーカーだけで比べても決してオススメはできないとのことでした。
暖かい音色ではありますが、少し古い音なのが好みを別れさせるのでしょうか。
DENONはおじいちゃんにオススメ!?
DENONのスピーカーはレコードを聴くような印象に近いらしく、昔の音に慣れたおじいちゃんにはオススメできるそうです。
ただ音の好みは人それぞれです。
丸い音や落ち着く音色が好みの場合は、若者でも好きな人はいると思います。
ONKYOは中音域が売り
国内メーカーでスピーカーと言えば、ONKYOが挙げられます。
ONKYOの特徴は何といっても中音域がよく出ることだそうです。
声が前に聴こえる
中音域が鳴るということは、音が前に出やすくなることになります。
そのため、歌モノを聴くと声が前に出てハッキリと聴こえます。
よくONKYOのスピーカーは「女性ボーカルが美しい」などの評価が見られるのはそのためでしょう。
聴き疲れする
一方で音が前に出るということは、聴き疲れのリスクがあることになります。
ONKYOのしっかりとコストをかけた頑丈な箱が、反響を邪魔することもあるそうです。
しっかりした箱が、悪い影響を及ぼすこともあるというわけですね。
音が硬く感じたり、広がりを少なく感じる場合はこのことが関係しているかもしれません。
クラシックに不向き
高音がサラサラした感じが少なく中音域に音が集まると、弦の伸びや豊かさが損なわれる恐れがあります。
これがONKYOがクラシックには不向きだと言われることがある理由です。
個人的にはロック・ジャスは美しい
ONKYOについては悪い評価が多かったのですが、それは販売戦略や個人的意見の偏りもあるかもしれません。
私個人的な意見としては、ロック・ジャズなどマイクを通す音楽で、かつ音数が少ない編成だとONKYOはとてもきれいな音楽を鳴らしてくれると思います。
中音域が前に出ることが、良い方に転がることも大いにあり得るということです。
音質が硬かったり聴き疲れしやすいことには納得しますが、それも個人の音色の好みだと思います。
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