マランツのPM6005の「感想」レビュー

オーディオの音質を決める中心はスピーカーですが、アンプやプレーヤーの組み合わせによっても音質はもちろん変わります。

アンプは音楽用の「プリメインアンプ」と映像用の「AVアンプ」に大きく分けると分類できます。
プリメインアンプはプリアンプとパワーアンプの両方の機能を持った一体型アンプです。
音質にとことんこだわる方は、プリアンプとパワーアンプを別々にそろえる場合もありますが、値段も高く専門性も必要です。
一般的な音楽観賞用でしたら、プリメインアンプで十分でしょう。

ここでは、プリメインアンプのマランツのPM6005の基本情報や「良い評判」「悪い評判」をまとめてみます。
是非スピーカー選びの参考にしてください。

マランツのPM6005の基本情報

定格出力:45W/8Ω 60W/4Ω
再生周波数帯域:10Hz~70kHz
対応インピーダンス:8Ω/4Ω
消費電力:155 W

アナログ入力:4 系統
デジタル入力:光デジタル×1/同軸デジタル×1
Phono:○
アナログ出力:1系統
ヘッドホン出力:○

ハイレゾ:○
トーンコントロール:○
バイワイヤリング:○

幅x高さx奥行:440x105x370mm
重量:7.6kg

マランツのPM6005への良い感想

・高音の伸びが感じられる。

・聴きやすい柔らかな音色である。

・大音量に耐えうるパワーはある。

マランツのPM6005の気になるポイント

・低音の厚みが不足して感じることがある。

・ヴォリュームの微調整が難しい。

・解像度は高いとは言えない。

プリメインアンプ

聴き疲れしない活き活きしたサウンド

マランツのPM6005は国内メーカーの幾つかに見られる「忠実な音」ではなく、「活き活きとした音」を求めている方にオススメできるアンプです。
細やかで原音を大切にした音色は聴くことはできませんが、活き活きとした音に包み込まれるようなサウンドが楽しめます。
解像度が高いとは言えませんが、聴き疲れしにくい音色です。
どれも一長一短ではありますが、細かな表現が聴きとれる無機質なサウンドよりも人間味のあるサウンドを優先する人には候補に入れてほしい製品です。

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人間味はあると言っても、ゴリゴリした図太いサウンドではありません。
爽やかで軽快な音作りだと思います。

海外メーカーだと癖が強いと警戒される人もいるかもしれませんが、強い癖も感じられませんので「クセ」を気にする方にもオススメできます。

音楽を楽しみたい人にオススメ

音楽を聴く人には、音楽を楽しむというよりは「音楽を分析したい」人もいると思います。
プレーヤー出身の方ならそうかもしれませんが、細かい1音1音までしっかりと逃さずに聴きたいこともあると思います。

そのような方の場合は、マランツのPM6005はお気に召さないかもしれません。
良い意味でも悪い意味でも音に色付けがあります。

しかし、音楽を楽しみたい方の場合はPM6005は向いていると思います。
透明感も柔らかさもありますので、「音楽を音楽として」リラックスしてゆったりと聴くことが出来ます。
ご自分のタイプを考えてみて、「音楽エンジョイ型」の聴き方でしたら是非候補に入れてみてはいかがでしょうか。
「音楽分析型」の人も、意外と色付けのある音色を聴くとハマるかもしれませんよ。

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