項目 | データ |
---|---|
作曲 | 1882年 |
献呈 | エルネスト・コケリン(俳優) |
「スケートをする人々(Les Patineurs)」作品183は、19世紀のフランスの作曲家エミール・ワルトトイフェル(Émile Waldteufel/1837年-1915年)の代表的作品です。
通称『スケーターズ・ワルツ』で知られるこの作品は、特に日本で高い人気を得ています。
タイトルから想像できる通り、スケート場からインスピレーションをえて作曲されたそうです。
ワルトトイフェルはワルツやポルカを多く作曲し、「フランスのヨハン・シュトラウス」「フランスのワルツ王」とも呼ばれました。
「スケーター・ワルツ」は、2017年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサート(指揮:グスターボ・ドゥダメル)で演奏されました。
ウィーンフィルのニューイヤーで、純粋なワルトトイフェルの作品が演奏されたのはこれが初めてのことでした。
ウィーンフィルのニューイヤーで、純粋なワルトトイフェルの作品が演奏されたのはこれが初めてのことでした。
音楽一家で生まれたワルトトイフェル
フランス北東部の音楽一家で生まれたワルトトイフェルは、幼少期から音楽を学びます。
フランス生まれですが、育った地はドイツ文化圏だったそうです。
またパリ音楽院時代の同級生には、マスネやビゼーがいたそうです。
さらには父親のオーケストラはパリで最も有名な楽団に成長し、彼はとても恵まれた環境の中にいました。
30代後半から一気に有名に
20代後半からは宮廷ピアニストも務めたワルトトイフェルでしたが、「有名な音楽家」とは言えませんでした。
そんな彼に変化をもたらしたのは、1874年にエドワード7世(当時英国皇太子)の前で演奏をしたことです。
これにより彼の名はイギリスで一気に広まり、ヴィクトリア女王への御前演奏(バッキンガム宮殿)もおこないます。
こうして30代後半で、ワルトトイフェルは世界的な音楽家へと名を上げました。
「スケーター・ワルツ」は1882年作曲ですので、この絶頂期の頃に書かれた作品ということになります。
ワルトトイフェル「スケーター・ワルツ」の演奏
【オーケストラ演奏】
指揮:アルフレート・ヴァルター(Alfred Walter/1929-2004年)
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団(Štátna filharmónia Košice)
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著作権の切れたクラシック音楽作品を中心に、膨大な楽譜が収蔵されています。
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