「Im Rhein, im heiligen Strome」は、ローベルト・シューマン(Robert Schumann/1810年-1856年)が作曲した連作歌曲『詩人の恋(Dichterliebe)』の第6曲にあたります。

『詩人の恋』は第6曲までは愛の喜びが歌われており、第7曲からは失恋の悲しみが、そして最後には苦しみが歌われていると言われています。

ここでは「Im Rhein, im heiligen Strome」の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。

「Im Rhein, im heiligen Strome」の名演

フリッツ・ヴンダーリヒ(Fritz Wunderlich/1930年9月26日-1966年9月17日)
ドイツ のテノール歌手

「Im Rhein, im heiligen Strome」の歌詞1

Im Rhein, im heiligen Strome,
Da spiegelt sich in den Well'n
Mit seinem großen Dome
Das große, heilige Köln.

「Im Rhein, im heiligen Strome」の対訳1

ライン川の 聖なる流れ
その波に映るのは
大きな大聖堂のある
偉大な、聖なるケルン大聖堂

ドイツ語の意味

Rhein【ライン川】
heilig【聖なる、神聖な】
Strom【大河、流れ】
spiegeln【映る、反映する】
Welle【波】
groß【大きい、偉大な】
Dom【大聖堂、ドーム】
Köln【ケルン】

「Im Rhein, im heiligen Strome」の歌詞2

Im Dom, da steht ein Bildnis,
Auf goldenem Leder gemalt;
In meines Lebens Wildnis
Hat's freundlich hineingestrahlt.

「Im Rhein, im heiligen Strome」の対訳2

大聖堂の中には、肖像画があり
(肖像は)金の革に描かれている
(それが)私の人生の荒野の中で
心地よく光り輝いた

ドイツ語の意味

Dom【大聖堂、ドーム】
stehen【立っている、立ててある、ある】
Bildnis【肖像画】
golden【金の、金色の】
Leder【革】
malen【描く】
Lebens【生命、生涯、人生】
Wildnis【原野、荒野、荒れ果てた庭】
freundlich【親切な、好意的な】
hinein...【中へ】
strahlen【光を発する、輝く】

「Im Rhein, im heiligen Strome」の歌詞3

Es schweben Blumen und Englein
Um unsre Liebe Frau;
Die Augen, die Lippen, die Wänglein,
Die gleichen der Liebsten genau.

「Im Rhein, im heiligen Strome」の対訳3

花や天使たちが漂っている
聖母マリア様のまわりに
その瞳や、その唇や、その頬は
恋人のものと とてもよく似ている

ドイツ語の意味

schweben【浮かぶ、漂う、軽やかに動く】
Blume【花】
Engel【天使】
unsre Liebe Frau【聖母マリア】
Auge【目】
Lippe【唇】
Wange【ほお】
gleichen【似ている】
Liebste【恋人】
genau【正確な、ちょうど、まさに】

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