「Non so piu cosa son, cosa faccio」はモーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」の第6曲で、ケルビーノによって歌われるアリアです。

「フィガロの結婚」はモーツァルトを代表する作品で、1786年に作曲されました。
台本はダ・ポンテによって書かれており、この他にもモーツァルトのオペラである「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」もダ・ポンテによって書かれました。
オペラではありますが、幕が開く前の序曲の冒頭部分は誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

ここでは「Non so piu cosa son, cosa faccio」の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

Non so piu cosa son, cosa faccioの名演

ケルビーノ:マリーナ・コンパラート(Marina Comparato)
イタリア出身の歌手

Non so piu cosa son, cosa faccioの歌詞1

Non so piu cosa son, cosa faccio,
Or di foco, ora sono di ghiaccio,
Ogni donna cangiar di colore,
Ogni donna mi fa palpitar.

Non so piu cosa son, cosa faccioの対訳1

私はもうわからない 私が何か、何をしているか
今 火のようで、今私は氷のようです
どんな女性も私の顔色を変え
どんな女性も私をドキドキさせる

so→sapere/知っている
piu/もっと多く
cosa/もの・事・何
son→essere(英語:be)
fare/する(英語:do)・させる(使役)
or/今・今しがた
foco=fuoco/火
ora/今・今さっき・今すぐ
ghiaccio/氷
ogni/どの~も(英語:every)
donna/女性
cangiare/変わる・変化する
colore/色
palpitare/わくわくする・どきどきする

Non so piu cosa son, cosa faccioの歌詞2

Solo ai nomi d'amor, di diletto,
Mi si turba, mi s'altera il petto,
E a parlare mi sforza d'amore
Un desio ch'io non posso spiegar.

Non so piu cosa son, cosa faccioの対訳2

恋愛や愛しい人という名前だけで
私はどぎまぎして、私の心は動揺する
そして私に恋愛の話をさせる
何が願いなのか自分で説明することも出来ない

solo/ただ~だけの・ひとりの(英語:alone only)
nome/名前・名称・名詞
amore/愛・恋愛
diletto/喜び・楽しみ・愛しい人・愛する人
turbarsi/どぎまぎする
alterarsi/動揺する・変わる
petto/胸
palrare/話す
sforzare/~させる
desio=desiderio/願い・欲求・欲しいもの
posso→potere(英語:can)
spiegare/説明する

Non so piu cosa son, cosa faccioの歌詞3

Parlo d'amore vegliando,
Parlo d'amor sognando,
All'acqua, all'ombra, ai monti,
Ai fiori, all'erbe, ai fonti,
All'eco, all'aria, ai venti,

Non so piu cosa son, cosa faccioの対訳3

私は眠らずに恋愛について話し
夢を見ながら恋愛について話す
水に、影に、山に
花に、草に、泉に
こだまに、空に、風に

vegliare/眠らないでいる・見守る
sognare/夢に見る・夢見る
acqua/水
ombra/日陰・影
monte/山
fiore/花
erba/草・牧草
fonte/水源・泉
eco/こだま・反響・繰り返し・エコー
aria/空気・大気・空
vento/風・気運

Non so piu cosa son, cosa faccioの歌詞4

Che il suon de'vani accenti
Portano via con se.
E se non ho chi m'oda,
Parlo d'amor con me!

Non so piu cosa son, cosa faccioの対訳4

それはくだらない言葉の響きを
向こうへ持っていってしまう
そして もし私の話を聞いてくれる人がいなければ
私は恋愛について話してしまう

suono/音・響き
vano/中身のない・無駄な・くだらない
accento/アクセント・口調
portare/持っていく・もってくる
via/向こうへ・離れて
se/もし~ならば
ho→avere(英語:have)
chi/人
oda→udire/聞く

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