『Der Vogelfänger bin ich ja(私は鳥刺し)』は、モーツァルトが作曲したオペラ『魔笛』の中で、パパゲーノ(バリトン)によって歌われるアリアです。
第1幕がパパゲーノで初めて登場するときに歌われるアリアで、親しみやすいメロディが印象的です。

 このオペラは一般大衆向けに作られたもので、オペラ自体のストーリーは溶け込みやすいものとなっています。
そのため「子供向けのオペラ」として上演されることもしばしばです。
しかしその一方で、モーツァルトと同じフリーメイソンで友人のシカネーダーの依頼で作られた作品のため、フリーメイソン色の濃いオペラともなっています。

ここでは「Der Vogelfänger bin ich ja(私は鳥刺し)」の対訳・日本語訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

↑ 『魔笛』の詳細はこちらから

「Der Vogelfänger bin ich ja」の名演

デトレフ・ロート(Detlef Roth/1969年-)
ドイツのバリトン歌手
「魔笛」パパゲーノ「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「カルメン」エスカミーリョ、「ラインの黄金」ドンナーなど幅広いレパートリーで活躍

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞1

Der Vogelfänger bin ich ja
Stets lustig, heißa, hopsassa!
Ich Vogelfänger bin bekannt
Bei alt und jung im ganzen Land.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳1

私は鳥刺し(鳥を捕まえる人)
いつも陽気さ、さあ、ほら
私は有名な鳥刺しさ
国中のお年寄りから若者まで

単語の意味

Vogel/鳥
Fänger/捕える人
stets/常に・いつも
lustig/愉快な・陽気な
heißa/わーい・そら・さあ
hopsassa/さあ・ほれ
bekannt/知られた・有名な
alt/年とった・古い
und/そして
jung/若い
ganz/全体の・全部の
Land/国・土地・陸

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞2

Weiß mit dem Locken umzugehen
Und mich aufs Pfeifen zu verstehn.
Drum kann ich froh und lustig sein,
Denn alle Vögel sind ja mein.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳2

おとりを扱うすべを知っていて
私は笛の達人だ
だから私は楽しく陽気でいられる
というのは全ての鳥は私のものだから

単語の意味

wissen/知っている
Lock/おとり
umgehen/~を扱う
Pfeife/笛
verstehen/理解する・習熟している
drum/だから・それゆえ
können/~できる
froh/喜んでいる・嬉しい・楽しい
lustig/愉快な・陽気な
denn/というのは~だから
Vogel/鳥

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞3

Der Vogelfänger bin ich ja
Stets lustig, heißa, hopsassa!
Ich Vogelfänger bin bekannt
Bei Alt und Jung im ganzen Land.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳3

おいらは鳥刺し(鳥を捕まえる人)
いつも陽気さ、さあ、ほら
おいらは有名な鳥刺しさ
国中のお年寄りから若者まで

単語の意味

Vogel/鳥
Fänger/捕える人
stets/常に・いつも
lustig/愉快な・陽気な
heißa/わーい・そら・さあ
hopsassa/さあ・ほれ
bekannt/知られた・有名な
alt/年とった・古い
und/そして
jung/若い
ganz/全体の・全部の
Land/国・土地・陸

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞4

Ein Netz für Mädchen möchte ich,
Ich fing sie dutzendweis' für mich!
Dann Sperrte ich sie bei mir ein,
Und alle Mädchen wären mein.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳4

女の子を捕まえる網があれば
大量に捕まえるのになあ!
女の子を側に閉じ込めて
女の子はみんな おいらのもの

単語の意味

Netz/網・ネット
Mädchen/女の子
fangen/捕える
dutzendweise/大量に
dann/それから・それならば
einsperren/閉じ込める

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞5

Wenn alle Mädchen wären mein,
So tauschte ich brav Zucker ein,
Die, welche mir am liebsten wär,
Der gäb' ich gleich den Zucker her.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳5

もし女の子がみんな おいらのものなら
砂糖と交換しようかな
おいらの一番お気に入りの子には
その砂糖をあげよう

単語の意味

wenn/もし~なら
eintauschen/好感する
brav/行儀の良い・ふつうの
Zucker/砂糖
welch/どの・なんと・関係詞
liebst/最も愛する
geben/渡す・与える
gleich/同じ
her/こちらへ

「Der Vogelfänger bin ich ja」の歌詞6

Und küßte sie mich zärtlich dann,
Wär' sie mein Weib und ich ihr Mann.
Sie schlief an meiner Seite ein,
Ich wiegte wie ein Kind sie ein.

「Der Vogelfänger bin ich ja」の対訳6

そして その子が優しくキスをしてくれたら
彼女はおいらの妻で、おいらは彼女の夫になろう
彼女はおいらの側で眠り込み
おいらは彼女を 子供のように揺らして 寝かしつけよう

単語の意味

küssen/キスをする
zärtlich/愛情のこもった・優しい
Weib/女・妻
Mann/男・夫
einschlafen/眠りこむ
Seite/面・側面・側
einwiegen/揺らして寝かしつける
wie/~のように
Kind/子供