項目 データ
作品 アラベスク
作曲年 1839年
演奏時間 6分

ローベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年- 1856年)の『アラベスク(arabeske)』は、1839年に作曲されました。

アラベスクとは日本語で「アラビアの」という意味です。
アラビア独特の唐草模様の装飾(建築や工芸で使用される)に、この言葉は使われます。
ブルグミュラー、ドビュッシーなども「アラベスク」というタイトルで作曲をしていますが、シューマンがその最初の作曲家に当たります。

クララとの結婚する1年前の作品

シューマンは1840年にクララと結婚をしますが、そこまでの道のりは険しいものでした。
「アラベスク」は、その1年前(1839年)の作品です。

「険しい道のり」とは、クララの父ヴィークによる妨害です。
クララはとても優れたピアノストでした。
父ヴィークは「シューマンが嫌い」だったのかもしれませんが、それと同時に「娘にはピアニストとして生活してほしい」という希望があったのかもしれません。
「主婦」にはしたくなかった、というわけです。

ヴィークの執拗な妨害

父ヴィークは異常なほどクララとシューマンを引き離そうとしました。

クララを無理やり遠くに引っ越しさせたこともありました。
また、ヴィークは街でシューマンに罵詈雑言を浴びせ、唾を吐きかけたりもしたそうです。
クララは自由を奪われ、外出もできず手紙も検閲されました。

裁判にまで発展

ヴィークの妨害により二人は破局の危機もありましたが、何とか乗り越えます。

シューマンは何としても結婚するために、クララの同意を得て、結婚を認めてもらうために訴訟を起こします。
ついに裁判にまで発展したのです。
この訴訟を起こしたのが、1839年、つまり「アラベスク」が作曲された年でした。

困難を乗り越え、シューマンとクララは翌年1840年にようやく結婚を迎えます。

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