Caro laccio(いとしい絆よ)は、フランチェスコ・ガスパリーニ(Francesco Gasparini)の作曲した曲でイタリア古典歌曲集に収載されていることから、日本でも良く知られている曲です。

 ガスパリーニはバロック時代のイタリアの作曲家で教会音楽を中心に作曲しましたがオペラなどの作品も書きました。

ここでは「Caro laccio(いとしい絆よ)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
多少不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

無料楽譜

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【Vol.2】の21曲目です。

Caro laccio(いとしい絆よ)の歌詞1

Caro laccio, dolce nodo,
che legasti il mio pensier;
so ch'io peno e pur ne godo,
son contento e prigionier.

[歌詞の発音] ※2行ごとに発音しています。

 

Caro laccio(いとしい絆よ)の対訳1

愛する絆、優しい絆
それはあなたが私の思いを縛り付けた
私は知っている 私が苦しんで、それでもそのことを楽しむことを
私が満足して捕らわれていることを

単語の意味

イタリア語意味
caro愛する
laccio罠・ひも・絆
dolce甘い・優しい
nodo結び目・絆
legare縛る
mio私の
pensiero考え
so→sapere知っている
penare苦しむ
eそして
pureけれども・それでも
neそのことを
godere楽しむ
sono→essere(英語:be)
contento満足した
prigioniero捕らわれた

Caro laccio(いとしい絆よ)の音源

全音楽譜出版社のイタリア歌曲集1の曲が全て収録されています。
日本を代表する3人の声楽家(志村年子・永田峰雄・松本美和子)によって歌われています。

イタリア古典歌曲を勉強したい方にとっては、1枚持っていても損はないかもしれません。

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