ツェルニー「30番練習曲」(Op.849)は、中級者のピアノ練習曲としてよく使われる曲です。
バイエルを終え、ツェルニー100番、ソナチネ、ブルグミュラー等を経て演奏されることも多いと思います。

「技法の練習曲(30 Études de mécanisme)」の名が付けられている通り、強弱・速さやその他表現を含めたピアノのテクニックが学べる教本です。

ツェルニーの生涯

カール・ツェルニー(Carl Czerny/1791年-1857年)は、音楽の街ウィーンで生まれました。
そして、その生涯のほとんどをウィーンで過ごしました。
また名前のスペルを見るとわかるように、チェコの血が入っており、幼少期の家庭内ではチェコ語が使われていたそうです。

彼の生涯を少し見てみると、10歳の時にベートーヴェンに弟子入りし、3年間ピアノを習っています。
また幼少の頃からピアニストの才能も認められてきたツェルニーでしたが、彼はピアニストとしてではなく、作曲家・教育家の道を選びました。
ただベートーヴェン「皇帝」のウィーンでの初演をツェルニーが演奏していることからも、彼はピアノの演奏力も優れたいたことが想像できます。

ツェルニーは生涯で1,000曲以上の膨大な作品を作曲し、現在ではピアノ練習曲の作曲で幅広く知られています。

ツェルニー「30番練習曲」の演奏

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