『Das ist ein Flöten und Geigen』は、ローベルト・シューマン(Robert Schumann/1810年-1856年)が作曲した連作歌曲『詩人の恋(Dichterliebe)』の第9曲にあたります。
『詩人の恋』は第6曲までは愛の喜びが歌われており、第7曲からは失恋の悲しみが、そして最後には苦しみが歌われていると言われています。
ここでは『Das ist ein Flöten und Geigen』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
『Das ist ein Flöten und Geigen』の名演
フリッツ・ヴンダーリヒ(Fritz Wunderlich/1930年9月26日-1966年9月17日)
ドイツ のテノール歌手
『Das ist ein Flöten und Geigen』の歌詞1
Das ist ein Flöten und Geigen,
Trompeten schmettern darein;
Da tanzt wohl den Hochzeitsreigen
Die Herzallerliebste mein.
『Das ist ein Flöten und Geigen』の対訳1
あれはフルートとヴァイオリンだ
トランペットも高らかに鳴っている
そこで結婚の踊りを踊っている
私の最愛の人が
ドイツ語の意味
Flöte【フルート】
Geigen【ヴァイオリン】
Trompete【トランペット】
schmettern【高らかに響き渡る】
darein【その中へ】
da【そこで、そのとき、ほら】
tanzen【踊る】
wohl【気分よく、よく】
Hochzeit【結婚式】
Reigen【踊り】
Herzallerliebst【最愛の、愛しの】
『Das ist ein Flöten und Geigen』の歌詞2
Das ist ein Klingen und Dröhnen,
Ein Pauken und ein Schalmei’n;
Dazwischen schluchzen und stöhnen
Die lieblichen Engelein.
『Das ist ein Flöten und Geigen』の対訳2
音が鳴りとどろいている
ティンパニーとシャルマイの音だ
そこですすり泣き、うめいている
かわいい天使たちが
ドイツ語の意味
klingen【鳴る】
dröhnen【とどろく】
Pauke【ティンパニー】
Schalmei【シャルマイ(昔の木管楽器。現代のクラリネットに近い)】
dazwischen【その間に、そこに混ざって】
schluchzen【すすり泣く】
stöhnen【うめく、うめき声をあげる】
lieblich【愛らしい、かわいい】
Engel【天使】
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