『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』は、ローベルト・シューマン(Robert Schumann/1810年-1856年)が作曲した連作歌曲『詩人の恋(Dichterliebe)』の第11曲にあたります。

『詩人の恋』は第6曲までは愛の喜びが歌われており、第7曲からは失恋の悲しみが、そして最後には苦しみが歌われていると言われています。

ここでは『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の名演

フリッツ・ヴンダーリヒ(Fritz Wunderlich/1930年9月26日-1966年9月17日)
ドイツ のテノール歌手

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の歌詞1

Ein Jüngling liebt ein Mädchen,
Die hat einen andern erwählt;
Der andre liebt eine andre,
Und hat sich mit dieser vermählt.

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の日本語訳1

ある青年が娘に恋をした
しかし娘は別の男を選んだ
その男は別の娘に恋をして
その娘と結婚した

ドイツ語の意味

Jüngling【若者、青年】
lieben【愛する、好きである】
Mädchen【女の子、娘】
ander【別の】
erwählen【選ぶ】
vermählen【結婚する】

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の歌詞2

Das Mädchen nimmt aus Ärger
Den ersten besten Mann,
Der ihr in den Weg gelaufen;
Der Jüngling ist übel dran.

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の日本語訳2

その娘は怒って選んだ
最初に会った男を
道でたまたま会った男を
その青年は可哀そうだ

ドイツ語の意味

Mädchen【女の子、娘】
nehmen【とる(take)】
Ärger【怒り】
erst【第1の、最初の】
best【最もよい】
Mann【男】
Weg【道】
laufen【走る、歩く】
Jüngling【若者、青年】
übel【嫌な、不快な、悪い】
daran【それに関して】

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の歌詞3

Es ist eine alte Geschichte,
Doch bleibt sie immer neu;
Und wem sie just passieret,
Dem bricht das Herz entzwei.

『Ein Jüngling liebt ein Mädchen』の日本語訳3

これはある昔の話
しかしいつでもある話
こんなことがよりによってわが身に降りかかったら
心は壊れてしまう

ドイツ語の意味

alte【古い、昔からの】
Geschichte【物語】
bleiben【とどまる、残っている(stay)】
immer【いつも、絶えず】
neu【新しい(new)】
just【ちょうど、よりによって】
passieren【起こる、ふりかかる】
brechen【折れる、折る】
Herz【心】
entzwei【割れた、壊れた】

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