「Parmi veder le lagrime」はジュゼッペ・ヴェルディが作曲し1851年に初演されたオペラ「リゴレット(Rigoletto)」の第2幕冒頭で、マントヴァ公爵(テノール)によって歌われます。
マントヴァ公爵はジルダ(ソプラノ)が連れ去られたことを知ります。
そのジルダが強奪された恨みや怒りによって歌われるのがこのアリアです。
マントヴァ公爵のアリアと言えば、「La donna è mobile(女心の歌)」が有名ですが、この「Parmi veder le lagrime」もコンサートなどで度々歌われます。

「リゴレット(Rigoletto)」はヴェルディ中期の傑作とされ、現在でも世界の至る所で上演され続けています。

ここでは「Parmi veder le lagrime」の対訳・和訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

Parmi veder le lagrimeの名演

ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti、1935年10月12日 – 2007年9月6日)
イタリアのテノール歌手

Parmi veder le lagrimeの歌詞1

Parmi veder le lagrime Scorrenti da quel ciglio,
Quando fra il dubbio e l'ansia del subito periglio,
Dell'amor nostro memore
Il suo Gualtier chiamò.

Parmi veder le lagrimeの対訳1

あのまつ毛から涙が流れるのが見えるようだ
突然の危険にある疑いと不安の間で
私たちの愛を思い出して
彼女はグアルティエールの名前を呼んだ

単語の意味

vedere/見る・見える・会う
lagrima/涙
scorrere/流れる
quel/あの
ciglio/まつ毛・まゆ
fra(英語:between,among)
dubbio/疑い・ためらい
ansia/心配・不安
subito/突然の・急速の・すぐに
periglio/危険
amore/愛
nostro/私たちの
chiamare/呼ぶ

Parmi veder le lagrimeの歌詞2

Ned ci pote soccorrerti,
Cara fanciulla amata;
Ei che vorria coll'anima
Farti quaggiù beata;
Ei che le sfere agli angeli
Per te non invidiò.

Parmi veder le lagrimeの対訳2

彼は彼女を救えなかった
かわいい最愛の娘よ
彼のすべての魂をこめて
あなたにはこの世で最高に幸せであってほしい
彼は天使たちの世界すらも
あなたのためにうらやまなかった

単語の意味

soccorrere/助ける・援助する
caro/愛する・愛しい
fanciulla/娘・少女・恋人
amato/最愛の・愛する
anima/魂・霊魂・心・命
quaggiù/ここで・この世で
beato/幸せ多き・最高に幸せな・楽しい・愉快な
sfera/球・範囲・領域
angelo/天使
invidiare/うらやむ・ねたむ

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