Il rimprovero(非難)はジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini、1792年~1868年)によって作曲されました。
詩はピエトロ・メタスタージオ(Pietro Metastasio、1698年~1782年)によるものです。

Il rimprovero(非難)はSerate musicali(音楽の夜会)という12曲から成る歌曲集の2曲目にあたります。
ロッシーニはSerate musicali(音楽の夜会)を1830~1835年に作曲しました。

Mi lagnerò tacendoから始まるこの詩にロッシーニはいくつもの曲をつけています。
またモーツアルトもこの詩をもとに作曲をしています。

ここでは、ロッシーニ作曲の「Il rimprovero(非難)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

「Il rimprovero(非難)」の名演

エヴァ・メイ(Eva Mei、1967 - )
イタリア生まれのソプラノ歌手

「Il rimprovero(非難)」の歌詞1

Mi lagnerò tacendo
della mia sorte amara,
ah! ma ch'io non t'ami, o cara,
non lo sperar da me.

「Il rimprovero(非難)」の対訳1

黙って嘆こう
私のつらい運命に対して、
あぁ!しかし私が君を愛さないということを、おぉ愛しい人(女)よ、
それを私に望まないでくれ。

単語の意味

mi lagnerò→lagnarsi/嘆く、不平を言う
tacendo/黙って、物を言わずに
della→di+la/~の、~に対する+定冠詞(英:the)
mio/私の
sorte/運、運命
amaro/苦い、つらい
ah/あぁ
ma/しかし
ch'io→che+io/~するところの+私は
non/~しない
t'ami→amarsi/~を愛している
o/おぉ
caro/愛する人
non/~ない
lo/それ
sperare/望む、期待する
da/~から
me/私を、私に

「Il rimprovero(非難)」の歌詞2

Crudel, perchè fin'ora
farmi penar così?

「Il rimprovero(非難)」の対訳2

むごい人よ、なぜ今まで
私をこのように苦しめるのだ?

単語の意味

crudele/残忍な、むごい
perchè/なぜ
fin'ora→fino+ora/~まで+時間、今
farsi/~に~する
penare/苦しむ
così/このように

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