「野ばらに寄す(To A Wild Rose)」は、アメリカ出身の音楽家エドワード・マクダウェル (Edward MacDowell/1860年-1908年)が1896年に作曲した作品です。
10曲からなるピアノ小品集「森のスケッチ(10 Woodland Sketches)」の第1曲に当たります。

マクダウェルは、同じアメリカ人の作曲家チャドウィックの「スコットランド系・アイルランド系移民の民謡」を取り入れた作曲にならって、「野ばらに寄す」にもそれを取り入れたと言われています。
この民族音楽を感じさせる音楽は、「野ばらに寄す」だけの特別なことではなく他の作品にも取り入れられています。

マクダウェルとは?

マクダウェルは、19世紀末のアメリカを代表するロマン主義音楽の作曲家で、ピアニストや教授としても活躍しました。
ニューヨークで宿泊所を営む家庭で生まれ、宿泊者には多くの音楽家がいたそうです。

17歳でヨーロッパへ

マクダウェルは10代後半で母親と共にヨーロッパに渡ります。
当初はフランスのパリ音楽院へ留学する予定でしたが、環境が合わずドイツ、フランクフルトのホーホ音楽学校でピアノと作曲を学びました。

20代後半でアメリカへ帰国

1888年にアメリカに帰国してからは、ボストンで活動し、その後コロンビア大学では教授に就任しました。
教職で忙しくなってからは、作曲活動は制限され、夏の休暇を利用して作曲をしたそうです。

 「野ばらに寄す」はアメリカ時代の作品です。(1896年)

1902年に辻馬車にはねられてからは、教職に復帰できず、1908年に全身麻痺により急死しました。

マクダウェル「野ばらに寄す」の演奏

無料楽譜

マクダウェル「野ばらに寄す」の無料楽譜(IMSLP/外部サイト)

「森のスケッチ(10 Woodland Sketches)」全曲がダウンロードできますので、その中の第1曲が「野ばらに寄す」です。

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