『Und wüßten's die Blumen, die kleinen』は、ローベルト・シューマン(Robert Schumann/1810年-1856年)が作曲した連作歌曲『詩人の恋(Dichterliebe)』の第8曲にあたります。

『詩人の恋』は第6曲までは愛の喜びが歌われており、第7曲からは失恋の悲しみが、そして最後には苦しみが歌われていると言われています。

ここでは『Und wüßten's die Blumen, die kleinen』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の歌詞1

Und wüßte's die Blumen, die kleinen,
Wie tief verwundet mein Herz,
Sie würden mit mir weinen,
Zu heilen meinen Schmerz.

『Und wüßten's die Blumen, die kleinen』の対訳1

花が、小さな花がわっかってくれるなら
どんなに深く私の心が傷ついているかを
花は私と共に泣いてくれるだろう
私の悲しみを癒すために

ドイツ語の意味

wissen【知っている、わっかている】
Blume【花】
klein【小さな】
wie【どれほど】
tief【深い】
verwundet【負傷させる、傷つける】
Herz【心】
weinen【泣く】
heilen【治す、治癒する】
Schmerz【痛み、悲しみ】

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の歌詞2

Und wüßten’s die Nachtigallen,
Wie ich so traurig und krank,
Sie ließen fröhlich erschallen
Erquickenden Gesang.

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の対訳2

ナイチンゲールがわかっているなら
どんなに私が哀れで悩ましいかを
ナイチンゲールは楽しげに鳴り響かせてくれるだろう
元気づける歌を

ドイツ語の意味

wissen【知っている、わっかている】
Nachtigall【ナイチンゲール(鳥)】
wie【どれほど】
traurig【悲しい、哀れな】
krank【病気の、悩んでいる】
lassen【させる】
fröhlich【楽し気な、喜ばしい】
erschallen【響き渡る、鳴り響く】
erquickend【元気づける】
Gesang【歌うこと、歌】

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の歌詞3

Und wüßten sie mein Wehe,
Die goldenen Sternelein,
Sie kämen aus ihrer Höhe,
Und sprächen Trost mir ein.

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の対訳3

私の悲しみをわかっているなら
金色に輝く小さな星たちが
星たちは天からやってきて
私を慰めてくれるだろう

ドイツ語の意味

wissen【知っている、わっかている】
Weh【悲しみ】
golden【金の】
Stern【星】
...lein【小さいもの】を意味する
kommen【来る】
Höhe【高み、頂点】
einsprechen【言い聞かせる】
Trost【慰め】

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の歌詞4

Sie alle können’s nicht wissen,
Nur eine kennt meinen Schmerz:
Sie hat ja selbst zerrissen,
Zerrissen mir das Herz.

『Und wüßten's die Blumen,die kleinen』の対訳4

すべてのものは何もわからないんだ
ただ一人だけが私の悲しみをわっかっている
そう彼女が引き裂いたんだ
私の心を引き裂いたんだ

ドイツ語の意味

all【すべての】
können【できる】
wissen【知っている、わっかている】
nur【だけ】
kennen【知っている】
Schmerz【痛み、悲しみ】
zerreissen【引き裂く】
Herz【心】

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