Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)はステーファノ・ドナウディ(Stefano Donaudy, 1879年~1925年)によって作曲されました。
ドナウディはイタリアの作曲家で、主にオペラなどの声楽作品を作曲しました。
しかし、現在ではそれらのオペラはあまり上演されていません。
この「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」は「36 Arie di Stile Antico(古典様式による36のアリア)」として出版された36曲のうちの1曲です。
ここでは、ドナウディ作曲の「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の名演
スミ・ジョー(Sumi Jo/1962年-)
韓国のソプラノ歌手
「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の歌詞1
Vaghissima sembianza
d'antica donna amata,
chi, dunque, v'ha ritratta
con tanta simiglianza
ch'io guardo, e parlo, e credo
d'avervi a me davanti
come ai bei dì d'amor?
「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の対訳1
かぎりなく優雅な絵姿
昔、愛した女性の、
誰が、いったい、再びそれを描いたのか?
これほど似せて
私は見つめ、そして話しかけ、そして思っている
私の目の前にいると
愛の美しい日々のように
単語の意味
vaghissimo/優雅な(最上級)
sembianza/姿
antico/昔の
donna/女性
amato/愛する
chi/誰が
dunque/いったい
ritrattare/再び描く
tanto/たくさんの、これほどに
simiglianza/似ていること
guardare/見る
parlare/話す
credere/思う
davanti/前に
come/~のように
bei/美しい
dì/日
amore/愛
「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の歌詞2
La cara rimembranza
che in cor mi s'è destata
si ardente v'ha già fatta
rinascer la speranza,
che un bacio, un voto, un grido
d'amore più non chiedo
che a lei che muta è ognor.
「Vaghissima sembianza(かぎりなく優雅な絵姿)」の対訳2
愛する思い出が
私の心に呼び起される
燃えるようにすでに
希望がよみがえらせたので
口づけ、誓い、願いを
愛の これ以上求めない
いつも黙ったままの彼女にしか
※1、2行目で「私の心に呼び起される愛する思い出が」という文章になる
単語の意味
caro/愛する
rimembranza/思い出
core/心
destare/呼び覚ます
ardente/燃えている、焼けつくような
già/すでに
fare/(英:do)
rinascere/再び生まれる、よみがえる
speranza/希望
bacio/口づけ
voto/誓い
grido/叫び、願い
più/これ以上
chiedere/求める
muto/黙ったままの
ognora/いつも
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