Sotto il ciel(空の下)はリッカルド・ザンドナーイ(Riccardo Zandonai, 1883年~1944年)によって作曲されました。
詩はヴィットリア・アガノール・ポンピーリ(Vittoria Aganoor Pompilj, 1855年~1910年)によるものです。
ここでは、ザンドナーイ作曲の「Sotto il ciel(空の下)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
「Sotto il ciel(空の下)」の歌詞1
Sotto il ciel,
che d'un vago pallor tinge la sera
cinto dalla brughiera
dorme tra l'alghe il lago;
「Sotto il ciel(空の下)」の対訳1
空の下
夕方でぼんやりとした青白さに染まっている
荒野に取り囲まれ
湖は水草の中で眠っている。
※2行目は1行目にかかる
単語の意味
sotto/~の下に、~の下で
il/(英:the)
cielo/空
che/~するところの
d'un→di+un/~の+(英:a)
vago/ぼんやりとした、ぼやけた
pallore/青白さ、蒼白
tingere/染める
la/(英:the)
sera/夕方
cingere/取り巻く、取り囲む
dalla→di+la/~で+(英:the)
brughiera/荒野
dormire/眠る
tra/~の間に、~の中で
alga/海草、水草
lago/湖
「Sotto il ciel(空の下)」の歌詞2
e sul lido, leggiera,
sottile come un ago,
nido forse d'un mago
s'alza una guglia nera...
「Sotto il ciel(空の下)」の対訳2
そして 岸の上に、わずかに、
針のように細く、
おそらく魔法使いの住み家であろう
黒い尖塔が立っている...
単語の意味
e/そして
sul/~の上に+(英:the)
lido/岸
leggiero/軽い、ささいな、わずかな
sottile/細い
come/~のように
un/(英:a)
ago/針
nido/巣、家
forse/たぶん、おそらく
d'un/~の+(英:a)
mago/魔法使い
alzarsi/立つ
una/(英:a)
guglia/尖塔
nero/黒い
「Sotto il ciel(空の下)」の歌詞3
Vieni !
il paese arcano dei sogni è questo:
Vieni !
Laggiù
l'ignoto invita.
「Sotto il ciel(空の下)」の対訳3
おいで!
夢の神秘的な村はここなのだ。
おいで!
あそこで
未知なるものが招いている。
単語の意味
venire/来る、行く
paese/村、故郷
arcano/神秘的な
dei/いくらかの
sogno/夢
è/(英:be動詞)
questo/この、これ
laggiù/あの下の方に、あそこに、向こうでは
ignoto/知られていない、未知のもの
invitare/招待する、招く
「Sotto il ciel(空の下)」の歌詞4
Andiam
stretti per mano,
ai vesperi sereni
per la landa infinita.
「Sotto il ciel(空の下)」の対訳4
行こう
手を繋いで、
澄み切った夕方に
果てしない荒野を通ぬけて。
単語の意味
andare/行く
strettire/締める
per/~を、~に、~を通って
mano/手
ai/~に+(英:the)
vespero/夕方、夕べの祈り
sereno/晴れた、澄み切った、のどかな
landa/荒れた野原、荒野
infinito/無限の、果てしない
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