項目データ
作曲年1809年
出版年1810年
マッティソン

『Andenken(追憶)』は、ドイツの作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven/1770年- 1827年)によって1809年に書かれました。

 同時期にベートーヴェンいよって書かれた傑作としては、
・交響曲第5番(運命)(1808年)
・交響曲第6番(田園)(1808年)
・ピアノ協奏曲第5番(皇帝)(1809年)
・ピアノソナタ第26番(告別)(1809年)
などが挙げられます。

ここではベートーヴェンの『Andenken(追憶)』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の演奏

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau/1925年-2012年)
ドイツのバリトン歌手

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の歌詞1

Ich denke dein,
Wenn durch den Hain
Der Nachtigallen
Akkorde schallen!
Wenn denkst du mein?

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の日本語訳1

私は君を思い浮かべる
小さな森で
ナイチンゲールの
歌声が鳴り響くとき!
いつ君は私のことを思い浮かべるのだろうか?

単語の意味

ドイツ語意味
denken思う、考える、想像する
wenn=if,when(英)
durch~を通って
Hain小さな森
Nachtigallナイチンゲール(鳥)
Akkord和音
schallen響く、鳴り響く

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の歌詞2

Ich denke dein
Im Dämmerschein
Der Abendhelle
Am Schattenquelle!
Wo denkst du mein?

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の日本語訳2

私は君を思い浮かべる
薄明りの中
暗い泉で光る
夕暮れの輝きに
どこで君は私のことを思い浮かべるのだろうか?

※3行目と4行目の対訳は原文と逆

単語の意味

ドイツ語意味
denken思う、考える、想像する
Dämmer(夜明け・夕暮れの)薄明り
Schein光、輝き
Abend夕方、晩
Helle明るさ、明るい光
Schatten影、日陰
Quelle
wo=where(英)

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の歌詞3

Ich denke dein
Mit süßer Pein
Mit bangem Sehnen
Und heißen Tränen!
Wie denkst du mein?

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の日本語訳3

私は君を思い浮かべる
甘い苦しみと
不安なあこがれと
熱い涙の中で!
どのように君は私のことを思い浮かべるのだろうか?

単語の意味

ドイツ語意味
denken思う、考える、想像する
mit=with(英)
süß甘い
Pein苦痛、苦悩
bange心配な、不安な
Sehnenあこがれ
heiß熱い、激しい
Träne
wie=how(英)

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の歌詞4

O denke mein,
Bis zum Verein
Auf besserm Sterne!
In jeder Ferne
Denk ich nur dein!

ベートーヴェン『Andenken(追憶)』の日本語訳4

おお、私を思い浮かべてくれないか
結ばれるときまで
美しい星の上で!
どんなに遠く離れていても
私は君のことだけを思い浮かべているのだから!

単語の意味

ドイツ語意味
denken思う、考える、想像する
bisまで
Verein協会、組合
auf上に(で)
bessermより良い(better)
Stern
jederいずれの(every)
Ferne遠方、遠隔地、外国
nur=only(英)

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