Aprile(四月)はフランチェスコ・パオロ・トスティ(Francesco Paolo Tosti, 1846年~1916年)によって1882年に作曲されました。
詩はロッコ・E・パッリアーラ(Rocco E. Pagliara, 1855年~1914年)によるものです。

トスティはイタリアの作曲家で、主に歌曲を多く作曲しました。
イタリア語はもちろん、英語、フランス語の詩も取り上げ、歌曲の芸術的評価を高めました。
トスティの歌曲の美しい旋律と繊細な和音はたくさんの人に愛されているのではないでしょうか。

ここでは、トスティ作曲の「Aprile(四月)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

「Aprile(四月)」の名演

アルフレード・クラウス(Alfredo Kraus, 1927年11月24日 - 1999年9月10日)
スペインのテノール歌手

「Aprile(四月)」の歌詞1

Non senti tu ne l'aria
il profumo che spande Primavera?
Non senti tu ne l'anima
il suon di nuova voce lusinghiera?

「Aprile(四月)」の対訳1

君は空気の中に感じませんか
春がまき散らす香りを?
君は魂の中に感じませんか
喜ばしい新しい声の響きを?

「Aprile(四月)」の歌詞2

È l'April! È la stagion d'amore!
Deh! vieni,o mia gentil
su' prati 'n fiore!

「Aprile(四月)」の対訳2

四月だ!愛の季節だ!
あぁ!来ておくれ、あぁ私の優しい人よ
花の咲く草原へ!

「Aprile(四月)」の歌詞3

Il piè trarrai fra mammole,
avrai su'l petto rose e cilestrine,
e le farfalle candide
t'aleggeranno intorno al nero crine.

「Aprile(四月)」の対訳3

君は足をスミレの中に誘い込むだろう、
バラとアヤメを胸に抱えるだろう、
そして真っ白な蝶々たちは
黒髪の周りで君を和らげるんだ。
fiore

「Aprile(四月)」の単語の意味

sentire/感じる
aria/空気
profumo/香り
spandere/まき散らす
primavera/春
anima/魂
suono/音、響き
nuovo/新しい
voce/声
lusinghiero/喜ばしい

aprile/四月
stagione/季節
amore/愛
venire/来る
gentile/優しい人
prato/草原、草むら
fiore/花

piè/足
trarre/引っ張る、誘い込む
mammola/スミレ
petto/胸
rose/バラ
cilestrino/空色の
farfalla/蝶
candido/純白の、真っ白な
alleggiare/軽くする、和らげる
intorno/周りに
nero/黒い
crine/頭髪

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