『Caro nome che il mio cor』は、ヴェルディ作曲のオペラ『リゴレット』の第1幕でヒロインのジルダによって歌われます。
オペラの中で、ジルダの前にマントヴァ公爵が「私はグアルティエール・マルデという名の貧しい学生です。」と素性を隠して現れます。
ジルダは公爵に恋をします。
そしてジルダが「彼の偽名を呟きながら恋を歌うシーン」がこのアリアです。
ここでは『Caro nome che il mio cor』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
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『Caro nome che il mio cor』の名演
ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau/1971年- )
ドイツ出身のソプラノ歌手
『Caro nome che il mio cor』の歌詞1
Caro nome che il mio cor
Festi primo palpitar,
Le delizie dell'amor
Mi dei sempre rammentar!
『Caro nome che il mio cor』の対訳1
いとしい名前 私の心を
初めてドキドキさせた
愛の喜びを
私はいつも思い出す!
単語の意味
caro/愛する、いとしい
nome/名前
mio/私の
core/心
fare/する(do)
primo/初めて
palpitare/どきどきする、わくわくする
delizie/歓喜
amore/愛
sempre/いつも
rammentarsi/思い出す、記憶する
『Caro nome che il mio cor』の歌詞2
Col pensier il mio desir
A te sempre volerà,
E fin l'ultimo mio sospir,
Caro nome, tuo sarà.
Gualtier Maldè!
『Caro nome che il mio cor』の対訳2
頭の中で 私の欲望は
あなたへと いつも 飛んでいきます
そして私の最後のため息まで
いとしい名前よ、あなたのものです
グアルティエール・マルデ!
単語の意味
pensiero/考え、意見
col pensiero/頭の中で
desire/願い、欲求
volare/飛ぶ
fino/まで
ultimo/最後の
sospiro/ため息
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