「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne(ばらに百合に鳩に太陽)」は、ローベルト・シューマン(Robert Schumann/1810年-1856年)が作曲した連作歌曲『詩人の恋(Dichterliebe)』の第3曲にあたります。

『詩人の恋』は第6曲までは愛の喜びが歌われており、第7曲からは失恋の悲しみが、そして最後には苦しみが歌われていると言われています。

ここでは「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne(ばらに百合に鳩に太陽)」の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。

「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne」の名演

フリッツ・ヴンダーリヒ(Fritz Wunderlich/1930年9月26日-1966年9月17日)
ドイツ のテノール歌手

「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne」の歌詞1

Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne,
Die liebt' ich einst alle in Liebeswonne.
Ich lieb' sie nicht mehr, ich liebe alleine
Die Kleine, die Feine, die Reine, die Eine;

「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne」の対訳1

バラや、ユリ、鳩、そして太陽を
かつて僕はすべてこの上なく好きだった
(でも)今はもはや好きではない 僕が好きなのはただ一つ
小さくて すてきで 澄んでいる 一人の人

単語の意味

Rose/バラ
Lilie/ユリ
Taube/鳩
Sonne/太陽
lieben/愛する
einst/かつて
all/すべて
Liebe/愛
Wonne/この上ない幸福
nicht mehr/もはや~ない
allein/ただ~だけ
klein/小さな
fein/細い・すてきな
rein/純粋な・澄んだ

「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne」の歌詞2

Sie selber, aller Liebe Wonne,
Ist Rose und Lilie und Taube und Sonne.

「Der Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne」の対訳2

その人こそ この上ない愛の幸福だ
(僕の)バラ、ユリ、鳩、そして太陽だ

単語の意味

selber/自身
all/すべて
Liebe/愛
Wonne/この上ない幸福
Rose/バラ
und/そして
Lilie/ユリ
Taube/鳩
Sonne/太陽

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