ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年~1856年)が作曲した「Die Lotosblume(はすの花)」は歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の中の第7曲目です。
「Die Lotosblume(はすの花)」の詩はハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine, 1797年~1856年)によるものです。

「ミルテの花」はシューマンの歌曲の年と呼ばれる1840年に作曲されています。
そして、シューマンの結婚式の前日に妻となるクララに捧げられた歌曲集です。
この歌曲集にはクララへの愛が沢山詰まっています。

ここでは「Die Lotosblume(はすの花)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。

少し不自然ですが、あえて歌詞と対訳は行が対応するように、かつ単語の意味をなるべくそのまま載せています。
詩的な美しい対訳ではありませんがご了承ください。

Die Lotosblume(はすの花)の名演

ヘルマン・プライ(Hermann Prey/1929年7月11日-1998年7月22日)
ドイツのバリトン歌手

無料楽譜

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※歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の全曲がダウンロードされます。Die Lotosblume(はすの花)は7曲目です。

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Die Lotosblume(はすの花)の歌詞1

Die Lotusblume ängstigt
sich vor der Sonne Pracht,
und mit gesenktem Haupte
erwartet sie träumend die Nacht.

Die Lotosblume(はすの花)の対訳1

はすの花は恐れている
太陽の華やかさを
そしてうなだれて
夜を夢見ながら待ち望んでいる。

Lotusblume/はすの花
ängstigt→ängstigen/恐れる
Sonne/太陽
Pracht/華やかさ
gesenktem→senken/下ろす
Haupt/頭
erwartet→erwarten/待ち望む
träumend/夢見ながら
Nacht/夜

Die Lotosblume(はすの花)の歌詞2

Der Mond, der ist ihr Buhle
er weckt sie mit seinem Licht,
und ihm entschleiert sie freundlich
ihr frommes Blumengesicht.

Die Lotosblume(はすの花)の対訳2

はすの愛人である月は
月の光ではす目覚めさせる
そして はすは月に好意的に見せる
はすの忠実な花の顔を

Mond/月
Buhle/愛人
weckt→wecken/目覚めさせる
Licht/光
entschleiert→entschleiern/あばく
freundlich/好意的に
fromm/忠実な
Blumengesicht/花の顔
lotus-leaf

Die Lotosblume(はすの花)の歌詞3

Sie blüht und glüht und leuchtet,
und starret stumm in die Höh’;
sie duftet und weinet und zittert
vor Liebe und Liebesweh.

Die Lotosblume(はすの花)の対訳3

はすは咲き、赤く色づき、輝き、
そして黙って真上をじっと見つめる
はすは香り、泣き、そして震える
愛情のあまり、そして愛の痛みのあまり。

blüht→blühen/咲いている
glüht→glühen/赤くなる
leuchtet→leuchten/輝く
starret→starren/じっと見つめる
stumm/黙っている
Höh’→Höhe/真上
duftet→duften/香る
weinet→weinen/泣く
zittert→zittern/震える
Liebe/愛
Liebesweh/愛の痛み

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