テオドール・エステン(Theodor Oesten、1813年-1870年)の「人形の夢と目覚め」は、1862年に発表された作品です。
ドイツ語で「Püppchens Träumen und Erwachen」と英語では「Dolly's Dreaming and Awakening」と表記されます。
日本では「お風呂の湯はりの完了を知らせるメロディ」としても有名です。

6曲からなる小品集「子供の情景」(Kinderscenen)の第4曲で、初学者のためのピアノの練習曲としてもよく使用されます。

版によっては、楽譜に「子守歌」「人形の夢」「人形の目覚め」「人形の踊り」などと発想表記が書かれており、演奏者の想像力を膨らましてくれる工夫がなされています。
これは優れたピアノ教師であったエステンならではの工夫かもしれません。

テオドール・エステンについて

テオドール・エステンは、19世紀に活躍したドイツの音楽家です。
彼は作曲家であると同時に人気のあるピアノ教師でもありました。

19歳でベルリンに移り、ボーマー、ルンゲンハーゲン、シュナイダー、A.W.バッハらに作曲を師事しました。
※A.W.バッハは、ヨハン・セバスチャン・バッハ一族とは無関係です。

「人形の夢と目覚め」はピアノ曲ですが、彼は"歌"の入った声楽作品で評価を高めました。
現在では、演奏される彼の作品は「人形の夢と目覚め」を含めて少数しかありません。

 エステン(1813年-1870年)と同世代の作曲家は
・ショパン(1810年- 1849年/ポーランド)
・リスト(1811年-1886年/ハンガリー)
・ワーグナー(1813年-1883年/ドイツ)
・ヴェルディ(1813年-1901年/イタリア)
などが挙げられます。

エステン「人形の夢と目覚め」の演奏

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