「雨の庭(Jardins sous la pluie)」は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシー(Claude Debussy/1862年-1918年)によって1903年に作曲されました。
この曲は、3曲からなるピアノ曲集『版画(Estampes)』の第3曲に当たります。

3つの異なる土地を描いた曲集

3曲からなる『版画(Estampes)』は、それぞれが異なる土地を描いています。
第1曲(塔/Pagodes)は東南アジア(ガムラン音楽)を、第2曲(グラナダの夕べ/Soirée dans Grenade)はスペインを表現しています。

そして第3曲「雨の庭(Jardins sous la pluie)」は、ドビュッシーの母国フランスを描いています。
また「雨の庭」は、『忘れられた映像』第3曲の改作で、その他にもフランスの童謡『眠れ坊や眠れ(Dodo, l'enfant do)』や『もう森になんか行かない(Nous n'irons plus aux bois)』も引用されています。

 『眠れ坊や眠れ』は、現在でもよく歌われる歌で、フランスではとても有名な子守歌です。
『もう森になんか行かない』の作曲者は不明ですが、冒頭のメロディーはグレゴリオ聖歌「天使ミサ」のキリエからとられていると考えられています。

30歳のドビュッシーは、作曲家としての評価をさらに高めた

『版画(Estampes)』が作曲されたのは、ドビュッシーが30歳頃で、彼にとって中期に当たります。
この頃に、彼は『ビリティスの歌』(1900年)、『夜想曲』(1900年)、オペラ『ペレアスとメリザンド』(1902年)なども生みだし、いずれも成功をおさめました。

これによりドビュッシーは、作曲家としての評価をさらに高めることになりました。

ドビュッシー「雨の庭」の演奏

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