項目データ
作曲年1823年
出版年1826年
リュッケルト

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルト(Franz Schubert/1797年-1828年)によって1823年に書かれました。
詞はドイツの詩人フリードリッヒ・リュッケルト(Friedrich Rückert/1788年-1866年)のものが使われています。

 シューベルトはドイツ歌曲において大きな功績を残したことから、「歌曲の王」とも呼ばれています。

ここではシューベルト『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の演奏

エディス・ウィーンズ(Edith Wiens/1950年-)
カナダのソプラノ歌手

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の歌詞1

Lachen und Weinen zu jeglicher Stunde
ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.

Morgens lacht ich vor Lust,
und warum ich nun weine
bei des Abendes Scheine,
ist mir selb nicht bewußt.

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の日本語訳1

笑いと涙は いかなる時も
様々な理由のもとで 恋の近くにある

朝は私は嬉しくて笑っていたのに、
夕日の中で
私が今泣いている理由は
私にもわからない。

※4行目と5行目は原文と日本語訳は逆

単語の意味

ドイツ語意味
Lachen笑い
Weinen泣くこと
jeglicherいかなる~も
Stunde時間
ruhen止まっている、おかれている
bei~の近くに
Liebe愛、恋
mancherlei様々な
Grund理由
ドイツ語意味
Morgen
lachen笑う
Lust喜び
warum=why(英)
nun=now(英)
weinen泣く
Abend夕方、晩
Schein光、輝き
selber自分自身
bewußtわかっている、意識している

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の歌詞2

Weinen und Lachen zu jeglicher Stunde
ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.

Abends weint ich vor Schmerz;
und warum du erwachen
kannst am Morgen mit Lachen,
muß ich dich fragen, o Herz.

『Lachen und Weinen(笑いと涙)』の日本語訳2

笑いと涙は いかなる時も
様々な理由のもとで 恋の近くにある

夕方、私は悲しくて泣いていたのに
なぜ君は
朝に笑って目を覚ますことができるんだ
私は君に尋ねないといけない、ああ心よ。

単語の意味

ドイツ語意味
Lachen笑い
Weinen泣くこと
jeglicherいかなる~も
Stunde時間
ruhen止まっている、おかれている
bei~の近くに
Liebe愛、恋
mancherlei様々な
Grund理由
ドイツ語意味
Abend晩、夕方
weinen泣く
Schmerz痛み、悲しみ
warum=why(英)
erwachen目を覚ます
könnenできる
Morgen
Lachen笑い
müssen=must(英)
fragen尋ねる
Herz

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