「軍隊ポロネーズ」は、ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin/1810年-1849年)によって作曲されました。

2つのポロネーズからなるポロネーズ第3番 作品40(1840年出版)の第1曲に当たります。
ちなみに「軍隊ポロネーズ」の名はショパン自身が付けたものではなく、通称です。

 ポロネーズ(polonaise)は、「ポーランド風の」という意味です。(フランス語)
ポーランド起源のダンスや舞曲を指し、4分の3拍子の音楽特徴的です。
リストやチャイコフスキーなどの「ポーランド人以外の作曲家」もポロネーズを作曲しています。

ショパンは生涯で全18曲のポロネーズを作曲しました。

ポーランド愛国主義者だったショパン

ショパンはワルシャワ音楽院を卒業してから間もなくしてポーランドを離れます。
そして多くの時間をフランスのパリで過ごし、パリで生涯を終えました。
そんなショパンですが、母国ポーランドには熱い想いがありました。

1831年のロシアによるワルシャワ侵攻(11月蜂起)の時期に作曲された、「スケルツォ第1番」「革命のエチュード」では母国への悲痛な想いが表現されています。
ちなみにショパンの死後、彼の遺志により彼の心臓はポーランドに持ち帰らました。
20歳でポーランドを離れ、ポーランドに戻ることのなかったショパンでしたが、ポーランドへの愛は生涯忘れることはありませんでした。

第2次世界大戦のポーランドに響いた音楽

第2次世界大戦で、ワルシャワはナチスにより壊滅的な被害を受けました。
その中で市民を勇気づけたのは「ショパンの音楽」でした。
ラジオ局は「軍隊ポロネーズ」を流し、ワルシャワ陥落の際には繰り返し流し続けたそうです。

ショパン「軍隊ポロネーズ」の演奏

【演奏】
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini/1942年)・・・イタリアのミラノ出身のピアニスト

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