『O Isis und Osiris(おおイシスとオシリスの神よ)』は、モーツァルト作曲の傑作オペラ『魔笛』の第10番でザラストロ(バス)によって歌われます。
「魔笛」はモーツァルトを代表する作品で、1791年に作曲されました。
台本はエマヌエル・シカネーダーによって書かれました。
ここでは『O Isis und Osiris(おおイシスとオシリスの神よ)』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
『O Isis und Osiris』の名演
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Franz Josef Selig)
1962年にマイエン(ドイツの西部)で生まれたバス歌手
『O Isis und Osiris』の歌詞1
O Isis und Osiris, schenket
der Weisheit Geist dem neuen Paar!
Die Ihr der Wand’rer Schritte lenket,
stärkt mit Geduld sie in Gefahr.
『O Isis und Osiris』の対訳1
おお イジスそしてイジリスの神よ
新しい二人に 賢明な心を与えてください
さすらい人の歩みを導く神よ
彼らが危険なときは 忍耐強く勇気づけてください
単語の意味
schenken/贈る、与える
Weisheit/賢明さ、知恵
Geist/精神、心
neu/新しい
Paar/1組、ペア、カップル
Wanderer/さすらい人
Schritt/歩み
lenken/操縦する、向ける、指揮する
stärken/強くする、元気づける
Geduld/忍耐、我慢
Gefahr/危険
『O Isis und Osiris』の歌詞2
Laßt sie der Prüfung Früchte sehen,
doch sollten sie zu Grabe gehen,
so lohnt der Tugend kühnen Lauf,
nehmt sie in euren Wohnsitz auf!
『O Isis und Osiris』の対訳2
彼らに試練の成果を見させてあげてください
彼らが墓へいくべき運命となっても
勇気ある歩みは徳に値します
彼らをあなたの住まいにお招きください
単語の意味
lassen/~させる
Prüfung/試験、試練
Frucht/果実、成果
sehen/見る、会う
sollen/~するように求められている(shall,should)
Grab/墓
lohnen/値する、報われる
Tugend/徳、美徳
kühn/勇気ある、思い切った
Lauf/走ること、経過、進行
aufnehmen/宿泊させる、受け入れる、拾い上げる
Wohnsitz/居住地
その他の曲目一覧(目次)
その他の作品・あらすじ・歌詞対訳などは下記リンクをクリックしてください。