Primavera(春)はフランチェスコ・パオロ・トスティ(Francesco Paolo Tosti, 1846年~1916年)によって作曲されました。
詩はロッコ・E・パッリアーラ(Rocco E. Pagliara, 1855年~1914年)によるものです。
トスティはイタリアの作曲家で、主に歌曲を多く作曲しました。
イタリア語はもちろん、英語、フランス語の詩も取り上げ、歌曲の芸術的評価を高めました。
トスティの歌曲の美しい旋律と繊細な和音はたくさんの人に愛されているのではないでしょうか。
ここでは、トスティ作曲の「Primavera(春)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
「Primavera(春)」の歌詞1
Lungo i cheti sentieri
il biancospin verdeggia;
dai fiorenti verzieri
la primavera occhieggia.
「Primavera(春)」の対訳1
静かな小道に沿って
セイヨウサンザシの若葉が茂っている。
花の咲いた庭から
春が顔を出している。
「Primavera(春)」の歌詞2
Vuoi tu meco fuggir?
Vuoi tu meco venir?
Bimba da gl'occhi neri,
lungo i cheti sentieri?
「Primavera(春)」の対訳2
私と一緒に逃げませんか?
私と一緒に来ませんか?
黒い瞳の少女よ、
静かな小道に沿って?
「Primavera(春)」の歌詞3
Sotto ai soli fulgenti
la selve ecco si desta;
e all'aure rinascenti
amor confida in festa.
「Primavera(春)」の対訳3
光り輝く太陽の下に
森が ほら 目を覚ます。
そして生まれ変わったそよ風に
愛は賑やかに身を任せている
「Primavera(春)」の単語の意味
lungo/~に沿って
cheto/静かな
sentiero/小道
biancospino/セイヨウサンザシ
verdeggiare/青々とする、若葉が茂る
fiorente/花の咲いた、華やかな
verziere/庭
primavera/春
occhieggiare/顔を出す
volere/~したい(英:want)
meco/私と一緒に
fuggire/逃げる
venire/来る
bimba/少女
occhio/目、瞳
nero/黒い
sotto/~の下に
sole/太陽
fulgente/光り輝く
selva/森
ecco/さぁ、ほら
destarsi/目を覚ます
aura/そよ風
rinascente/生まれ変わる
amore/愛
confidare/~に頼る
festa/お祭り騒ぎ
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