「Quanto è bella」はイタリアを代表するオペラ作曲家であるドニゼッティ(Donizetti)のオペラ「L'elisir d'amore(愛の妙薬)」の劇中で歌われます。
「愛の妙薬」で主人公のネモリーノ(テノール)が歌うアリアと言えば「Una furtiva lagrima(人知れぬ涙)」が有名ですが、幕が開いてすぐに歌われる「Quanto è bella」もとても美しいアリアです。
ここでは「Quanto è bella」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
Quanto è bellaの名演
ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti、1935年10月12日 – 2007年9月6日)
イタリアのテノール歌手
Quanto è bellaの歌詞1
Quanto è bella, quanto è cara!
Più la vedo e più mi piace ...
Ma in quel cor non son capace
Lieve affetto d'inspirar.
Quanto è bellaの対訳1
何て美しく 何て愛らしいんだ!
彼女を見れば見るほど私は好きになる...
でもあの(彼女の)心に 私はできない
少しの愛を吹き込むことも(※「できない(non son capace)」にかかる)
単語の意味
イタリア語 | 意味 |
---|---|
quanto | (感嘆)なんて・どれほど |
è | →essere(英語:be動詞) |
bello | 美しい・きれいな |
caro | 愛する・いとしい |
più | もっと多く |
la | 彼女を |
vedere | 見る・会う |
ma | しかし |
quello | あの |
cuore | 心・心臓 |
capace | 能力のある・可能性のある・素質がある |
lieve | 軽い・ほんの少しの |
affetto | 感情・情愛 |
inspirare | 吹き込む・吸い込む |
Quanto è bellaの歌詞2
Essa legge, studia, impara ...
Non vi ha cosa ad essa ignota ...
Io son sempre un idiota,
Io non so che sospirar.
Quanto è bellaの対訳2
彼女は本を読んで勉強して習っている
彼女には知らないことがない...
私はいつも愚かで
ため息をつくしかない
単語の意味
イタリア語 | 意味 |
---|---|
essa | 彼女 |
leggere | 読む・読書する |
studiare | 勉強する・学ぶ |
imparare | 習う・覚える・学ぶ |
cosa | 物・物事 |
ignoto | 知られていない・未知の |
sempre | いつも・つねに |
idiota | 愚かな人・下品な人 |
sospirare | ため息をつく |
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