『Vedrai, carino』はモーツァルト作曲のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の第2幕第23曲で、ツェルリーナによって歌われるアリアです。

『ドン・ジョヴァンニ』はモーツァルトを代表する作品で、1787年に作曲されました。
台本はダ・ポンテによって書かれており、この他にもモーツァルトのオペラである「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」もダ・ポンテによって書かれました。

 前年の「フィガロの結婚」が大ヒットしたプラハで依頼された作品で、スペインの伝説の放蕩者ドン・ファンをモデルとしています。
オペラ・ブッファと一般的にされていますが、そのストーリーには悲劇性も感じられます。

ここでは『Vedrai, carino』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

↑ 『ドン・ジョヴァンニ』の詳細はこちらから

『Vedrai, carino』の名演

チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli/1966年- )
イタリアのメゾソプラノ歌手。モーツァルトやロッシーニで特に評価が高い。

『Vedrai, carino』の歌詞1

Vedrai, carino,
se sei buonino,
Che bel rimedio
ti voglio dar!

『Vedrai, carino』の対訳1

わかるよね 愛しいあなた
もしあなたがいい子にいていたら
とっても良い薬を
あなたにあげたいの!

単語の意味

vedere/見る、わかる
carino/かわいらしい
se/もし
buono/立派な、親切な、おとなしい
bello/美しい、素晴らしい
rimedio/薬
volere/したい(want)
dare/与える

『Vedrai, carino』の歌詞2

È naturale,
non dà disgusto,
E lo speziale
non lo sa far.

『Vedrai, carino』の対訳2

天然のもので
不味くはなくて
そして 薬剤師は
それを作ることができないの

単語の意味

naturale/自然の、天然の
dare/与える
disgusto/嫌気
speziale/薬草屋
sapere/知る、できる
fare/する、作る

『Vedrai, carino』の歌詞3

È un certo balsamo
Ch'io porto addosso,
Dare tel posso,
Se il vuoi provar.

『Vedrai, carino』の対訳3

ある種の香油で
それは私が今持ってるの
あなたにあげることができるわ
もしあなたが試したいなら

単語の意味

certo/ある
balsamo/香油
portare/持つ
addosso/今
dare/与える
potere/できる(can)
se/もし
volere/したい(want)
provare/試す

『Vedrai, carino』の歌詞4

Saper vorresti
dove mi sta?
Sentilo battere,
toccami qua!

『Vedrai, carino』の対訳4

あんたは知りたいんじゃない
私のどこにあるか?
それがドキドキしてるのを感じてみて
私のここを触ってみて!

単語の意味

sapere/知る
volere/したい(want)
dove/どこに
stare/いる、ある
sentire/感じる
battere/叩く、鼓動がする
toccare/触る
qua/ここに

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