「Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)」は、オペラ「L'honesta negli amori(愛の誠)」の中のアリアで、アレッサンドロ・スカルラッティ(Alessandro Scarlatti, 1660-1725)によって作曲されました。
このオペラはは、1680年当時にローマに住んでいた元スウェーデン女王クリスティーナの館で上演されたそうです。
17世紀のイタリアでは、太陽はガンジス川からのぼるのだと考えられていたそうです。
「Sento nel core」「Le violette」「O cessate di piagarmi」「Se tu della mia morte」などクラシックファンなら知っているであろう、今でも良く知られている多くの曲を作曲しています。
ここでは「Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
多少不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。
専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。
Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)の名演
チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli, 1966年6月4日 – )
イタリア人のメゾソプラノ歌手
無料楽譜
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【Vol.2】の16曲目です。
Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)の歌詞1
Già il sole dal Gange
più chiaro sfavilla
e terge ogni stilla
dell’alba che piange.
Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)の対訳1
すでに太陽はガンジス川から
より明るく光り輝いている
そして泣いている夜明けのすべてのしずくを拭く
単語の意味
イタリア語 | 意味 |
---|---|
già | すでに |
sole | 太陽 |
dal | da+il |
da | ~から |
Gange | ガンジス川 |
più | より多く |
chiaro | 明るい |
sfavillare | きらめく・光り輝く |
e | そして |
tergere | ふく・乾かす |
ogni | どの~も(英語:every) |
stilla | しずく・水滴 |
alba | 夜明け・暁 |
che | 関係代名詞 |
piangere | 泣く |
Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)の歌詞2
Col raggio dorato
ingemma ogni stelo
e gli astri del cielo
dipinge nel prato.
Già il sole dal Gange(陽はすでにガンジス川から)の対訳2
金色の光で
すべての植物を宝石のように飾り
そして空の星たちを
草原に描く
単語の意味
イタリア語 | 意味 |
---|---|
col | con+il |
raggio | 光線・日光・ひらめき |
dorato | 金色の |
ingemmare | 飾る・宝石で飾る・宝石のように飾る |
stelo | (植物の)茎 |
astro | 星 |
cielo | 空・天 |
dipingere | 描く・色を塗る |
nel | in+il |
prato | 牧草地・草原・芝生 |
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