「Lasciatemi morire!(私を死なせて)」は、1608年に初演されたクラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi)の2番目のオペラ「アリアンナ」で歌われるアリアで、アリアンナの嘆きとも呼ばれています。

クラウディオ・モンテヴェルディは、ルネサンス音楽からバロック音楽への過渡期に活躍しました。
「アリアンナ」の他には、「オルフェオ(L'Orfeo)」「ウリッセの帰還(Il ritorno d'Ulisse in patria)」「ポッペアの戴冠(L'incoronazione di Poppea)」などのオペラも作曲しています。
クラウディオ・モンテヴェルディのオペラは上演機会は少ないですが、日本でも上演されることもありますので、機会があれば観劇することもできると思います。

 クラウディオ・モンテヴェルディが亡くなってから約40年後の1685年にバッハやヘンデルが誕生することとなります。

ここでは「Lasciatemi morire!(私を死なせて)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
多少不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

Lasciatemi morire!(私を死なせて)の名演

アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Anne Sofie von Otter, 1955年5月9日 - )
スウェーデンの歌手

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Lasciatemi morire!(私を死なせて)の歌詞

Lasciatemi morire!
E che volete che mi conforte
in così dura sorte
in così gran martire?
Lasciatemi morire!

Lasciatemi morire!(私を死なせて)の対訳

私を死なせてください
私を慰めてくれる何をのぞむのでしょうか
こんなに厳しい運命にあって
こんなに大きな苦悩にあって
私を死なせてください

単語の意味

イタリア語意味
lasciare~させる・去る
mi私を
morire死ぬ
che何を
volere欲しい
confortare慰める
cosìこんなに
duro厳しい・かたい
sorte運命
grande大きい
martire絶えず苦しんでいる人・殉教者・苦悩

Lasciatemi morire!(私を死なせて)の音源

日本を代表するテノール歌手である、望月哲也さんが録音したイタリア古典歌曲集です。
全部で17曲が収録されています。

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