| 項目 | データ |
|---|---|
| 作曲 | エルトン・ジョン |
| 作詞 | ティム・ライス |
| 脚本 | ロジャー・アレーズ アイリーン・メッキ |
| 原作 | 1994年ディズニー映画 |
| 上演 | 1997年ブロードウェイ 1998年東京 |
| 受賞 | 1998年トニー賞 ミュージカル作品賞 |
ディズニーの名作アニメ『ライオンキング』は、1997年にミュージカル化されました。
音楽は巨匠エルトン・ジョンが担当し、そのミュージカルはまたたくまに世界の人気演目へとなりました。
世界中ではもちろん、日本でも1998年より劇団四季によりロングラン公演がなされているミュージカル史に残る傑作です。
ここでは『ライオンキング』のあらすじを、曲と対応して解説していきます。
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『ライオンキング』の簡単なあらすじ
時間のない方のための簡単な「30秒あらすじ」
【第1幕】
王国に、王子シンバが誕生します。
スカー（悪役ライオン）は、それを面白く思いません。
スカーは、王（ムファサ）を殺し、シンバを追放します。
そしてスカーは政権を握ります。
【第2幕】
スカーが政権を握った後、国の情勢は最悪でした。
そこに大人になったシンバが戻ってきます。
シンバがスカーを倒し、新たな王となります。
国は再び正常に戻り、シンバの子が誕生したところで幕は下ります。
第1幕：『ライオンキング』のあらすじ
ライオンの王子(シンバ)が誕生する
1.サークル・オブ・ライフ(Circle of Life)
ムファサ・・ライオンでこの国の王。シンバの父親
ラフィキが動物達を呼び、王子誕生の儀式がおこなわれます。
王子の名は「シンバ」と名付けられます。
ムファサ（王）の弟スカーは王子が誕生したために、王座につけなくなり、それを憎みます。
2.大草原(Grasslands Chant)
ムファサは、王子シンバと一緒に王国を見渡します。
そして"この国の境界を超えてはいけない"と警告します。
3.朝の報告(The Morning Report)
ザズーが王国の動物たちの様子を報告に、ムファサを訪れます。
スカーはシンバが憎い
4.雌ライオンの歌(The Lioness Hunt)
シンバはおじのスカーに会いに行きます。
シンバを疎く思っているスカーは、「境界の外にある象の墓場の話」をして、シンバの境界の外へ興味を掻き立てます。
シンバはナラに「一緒に象の墓場を見に行こう」と誘い、二人は境界の外へ向かいます。
二人のお供に、執事ザズーがつきます。
5.早く王様になりたい(I Just Can't Wait to Be King)
シンバは「早く王様になりたい！」と将来を高らかに歌います。
そのとき二人をハイエナ（シェンジ、バンザイ、エド）が襲います。
6.食っちまえ(Chow Down)
ハイエナたちが二人を食べようとしたとき、ムファサが助けにきます。
ムファサはシンバの行動に怒り失望します。
7.お前のなかに生きている(They Live in You)
ムファサはシンバに「偉大な先代の王たち」について語り、シンバを諭します。
スカーがムサファ王を殺し、シンバも追放する
8.覚悟しろ(Be Prepared)
その頃、王座を狙ってるスカーは、象の墓場で"ムファサとシンバの殺害計画"をハイエナたちに話します。
ハイエナたちは、スカーに言いくるめられます。
9.ヌーの大暴走(The Stampede)
スカーはハイエナたちに指図し、ヌーを暴走させます。
スカーは「シンバがヌーの暴走に巻き込まれた」とムファサに伝えます。
ムファサが来ると、スカーはムファサをヌーの群れに突き落とし、ムファサを殺します。
さらに、シンバに「ムファサの死」の責任を押し付け、シンバを追放します。
スカーはハイエナたちに「シンバの殺害」を命じます。
ハイエナたちは、実際は殺していないが「シンバは死んだ」とスカーに嘘をつきます。
スカーが国の権力を握る
10.ラフィキの哀悼(Rafiki Mourns)
ラフィキたちは、ムファサとシンバが亡くなったことを嘆きます。
王とシンバがいなくなると、スカーが横暴な政治を始めだし、ハイエナたちは国内に招き入れられます。
ジャングルで生き延びたシンバは、大人に成長する
11.ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)
シンバは、ムファサの死に責任を感じています。
プンバァ・・イボイノシシ。ティモンの相棒。大食いで虫が大好物。追放されたシンバを助け、シンバの親友となる。
ティモンとブンバァは、落ち込むシンバを励まします。
やがてシンバは、ジャングルで大人になります。
第2幕：『ライオンキング』のあらすじ
スカーが政権を握り、国はメチャメチャになっている
12.ワン・バイ・ワン(One by One)
スカーが政権を握ってから、国の情勢は一気に悪くなります。
干ばつが襲い、食料も無くなってきます。
ナラは国を出ることを決意する
13.スカー王の狂気(The Madness of King Scar)
スカーは、死んでもなお人気のあるムファサに苦悩します。
そこにナラが、国の不満を訴えにきます。
それに対し、スカーは「おれの子供を産め！」と自分勝手な行動をとります。
14.シャドウランド(Shadowland)
スカーに絶望したナラは、国を出ていくことを決意します。
皆は彼女の無事を祈ります。
ジャングルで、ナラがシンバと再会する
舞台はジャングルに変わる
15.終わりなき夜(Endless Night)
シンバは父ムファサとの約束を思い出し、歌います。
その歌はラフィキまで届き、彼女はシンバが生きていることを確信します。
次の日、プンバァがジャングルでメスライオンに捕まってしまいます。
シンバが彼を助けると、なんと相手のメスライオンの正体はナラでした。
シンバはナラと2人きりになります。
シンバが国に戻ることを決意する
16.愛を感じて(Can You Feel the Love Tonight)
ナラはシンバに国へ戻るように勧めますが、シンバは罪悪感により国に戻ることを断ります。
しかし次第にナラの強い気持ちに揺れ動かされ、シンバは国に戻ることを決意します。
17.お前の中にいきている(He Lives in You)
国に戻ったシンバは、ラフィキを訪れます。
するとムファサの霊が現れ、シンバを勇気づけます。
スカーのもとに、怒ったシンバが現れる
スカーはサラビを呼び、「なぜメスライオンたちは狩りをしないのか」と問います。
サラビがスカーへの不満を口にすると、スカーは彼女を攻撃します。
そこに、怒ったシンバが現れます。
シンバが新たな王となる
18.シンバとスカーの対決(Simba Confronts Scar)
シンバとスカーは決闘を始めます。
シンバはスカーを捕えると、"真実を話す（スカーがムファサを殺した）"よう命令します。
しかし、スカーはハイエナたちに責任をなすりつけ、命乞いをします。
優しいシンバが手を緩めると、スカーを再び攻撃をはじめます。
シンバが攻撃をよけると、スカーは崖から落ちハイエナの餌食となります。
皆は"新しい王シンバの誕生"を称えます。
19. キング・オブ・プライドロック(King of Pride Rock)
シンバとナラの子が誕生し、誕生が祝われます。
そこにラフィキをはじめとした動物達が集まってきます。
19.サークル・オフ・ライフ リプライズ(Circle of Life)
幕開けの音楽(Circle of Life)が再び演奏され、ミュージカルは幕が下ります。
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