La luna(月)はピエトロ・マスカーニ(Pietro Mascagni, 1863年~1945年)によって作曲されました。
詩はグイード・メナッシ(Guido Menasci, 1867年~1925年)によるものです。

ここでは、マスカーニ作曲の「La luna(月)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

「La luna(月)」の歌詞1

Piccina bruna,
lo sai perch'è sì pallida la luna?

La luna è il cuore
d'una ragazza bella come un fiore.
V'abitava l'amore
ed era un sole!

「La luna(月)」の対訳1

濃茶色の髪の少女よ、
なぜこのように月が青白いのかを知っているかい?

月はその心
花のような美しい娘の。
愛はそこに住んでいた
そして太陽となった!

単語の意味

piccina/(女の)子供、少女
bruno/濃茶色の、黒っぽい、褐色の髪や肌をした人
lo/それを
sai→sapere/知る、知っている
perch'è→perché+essere/なぜ+(英:be動詞)
sì/このように
pallido/青白い
la/(英:the)
luna/月

è→essere/(英:be動詞)
il/(英:the)
cuore/心
d'una→di+una/~の+(英:a)
ragazza/少女、娘、恋人
bello/美しい
come/~のように
un/(英:a)
fiore/花
v'abitava→vi+abitare/それに、そこに+住む
l'amore→il+amore/(英:the)+愛
ed/そして
era→essere/(英:be動詞)
sole/太陽

「La luna(月)」の歌詞2

Quando l'amor fuggì,
il cuore impallidì:
l'accolse il cielo.

「La luna(月)」の対訳2

愛が逃げた時、
その心は青ざめた、
それを天は受け入れたのだ。

単語の意味

quando/~の時
l'amor→il+amore/(英:the)+愛
fuggire/逃げる
impallidire/青ざめる
l'accolse→il+accogliere/(英:the)+迎える、受け入れる
cielo/空、天

「La luna(月)」の歌詞3

Ma tra il notturno velo,
il cuor che s'addolora,
guarda la terra ancora,
e più si discolora!

Piccina,ormai
perché la luna è pallida lo sai!

「La luna(月)」の対訳3

しかし夜のヴェールの中で、
その苦しむ心は、
地上を再び見つめている、
そしてより青ざめているのだ!

少女よ、もはや
なぜ月が青白いのか それを知っているね!

単語の意味

ma/しかし
tra/~の間に、中で
notturno/夜の
velo/ヴェール
che/~するところの
s'addolora→addolorarsi/苦しむ
guarda/見る、眺める、見つめる
la/(英:the)
terra/地球、大地、地上
ancora/まだ、、再び、さらに
e/そして
più/もっと多く、さらに多く
si discolora→discolorarsi/色あせる、青ざめる

ormai/今ではもう、もはや

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