「Porgi amor qualche ristoro」はモーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」の第11曲で、コンテッサ(伯爵夫人)によって歌われるカヴァティーナです。

「フィガロの結婚」はモーツァルトを代表する作品で、1786年に作曲されました。
台本はダ・ポンテによって書かれており、この他にもモーツァルトのオペラである「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」もダ・ポンテによって書かれました。
オペラではありますが、幕が開く前の序曲の冒頭部分は誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

ここでは「Porgi amor qualche ristoro」の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

Porgi amor qualche ristoroの演奏

アンジェラ・ゲオルギュー(Angela Gheorghiu、1965年9月7日-)
ルーマニア 出身のソプラノ歌手

Porgi amor qualche ristoroの歌詞1

Porgi amor qualche ristoro,
Al mio duolo, a'miei sospir!

[歌詞の発音]

Porgi amor qualche ristoroの対訳1

愛の神よ いくらかの安らぎをお与え下さい
私の苦悩に、私のため息に!

単語の意味

porgere/差し出す・与える
amore/愛・愛の神
qualche/いくらかの・何か・なんらかの(英語:some)
ristoro/回復・安らぎ・慰め

al/a+il
mio/私の
duolo/悲しみ・苦悩
sospiro/ため息

Porgi amor qualche ristoroの歌詞2

O mi rendi il mio tesoro,
O mi lascia almen morir.

[歌詞の発音]

Porgi amor qualche ristoroの対訳2

もしくは私に私の宝物をお返しください
もしくはせめて私を死なせてください

単語の意味

o(英語:or)
mi/私に
rendere/返す・与える
tesoro/宝物・大切なもの(人)
lasciare/残す・去る・~させる
almeno/せめて・少なくとも・できれば
morire/死ぬ

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