『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルト(Franz Schubert/1797年-1828年)によって1817年に書かれました。
詞はドイツの詩人マティアス・クラウディウス(Matthias Claudius/1740年–1815年)のものが使われています。

 シューベルトはドイツ歌曲において大きな功績を残したことから、「歌曲の王」とも呼ばれています。

ここではシューベルト『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。
不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の演奏

ナタリー・シュトゥッツマン(Nathalie Stutzmann/1965年-)
フランスのコントラルト歌手、指揮者

『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の歌詞1

Das Mädchen:
Vorüber, ach, vorüber!
geh, wilder Knochenmann!
Ich bin noch jung, geh, Lieber!
Und rühre mich nicht an.

『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の日本語訳1

乙女:
過ぎ去って、ああ、過ぎ去って
行って、ひどい死神よ
私はまだ若いの、行って、お願いだから!
私にさわらないでよ

単語の意味

ドイツ語意味
Mädchen女の子、娘
vorüber通り過ぎて、過ぎ去って
achああ
gehen行く
wild野生の、乱暴な、激しく怒っている
Knochen
Mann男、夫
nochまだ
jung若い
anrühren触れる、触る

『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の歌詞2

Der Tod:
Gib deine Hand, du schön und zart Gebild!
Bin Freund und komme nicht zu strafen.
Sei gutes Muts! Ich bin nicht wild,
sollst sanft in meinen Armen schlafen!

『Der Tod und das Mädchen(死と乙女)』の日本語訳2

死神:
手を差し出しなさい、お前は美しく優しい
私は友人で、罰しに来たのではないんだ
心配するな 私は凶暴ではない
私の腕の中で穏やかに眠るのだ

単語の意味

ドイツ語意味
Tod死、死神
geben渡す、差し出す、与える
Hand
schön美しい
zart柔らかい、きゃしゃな、優しい
Gebilde形成物、心像、構造物
Freund友達
kommen来る
strafen罰する
gutes良い(good)
Muts勇気、元気
wild野生の、乱暴な、狂気じみた
sollen英:shall,should
sanft穏やかな、柔らかな
Arm
schlafen眠る

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