歌には人の感性と性格が表れる。

発声や歌を理論的にとらえることは、とても大切なことです。

しかし、いざ歌うとなると最終的に大切なものは音楽の表現です。
そして精神の状態やイメージは歌に反映されます。

歌の表現では、その人の感性や性格が見事に表れます。
歌を聴くだけで、その歌い手の内面まで感じとれます。
そういう意味では、歌はとても怖いものでもありますね。

精神状態が悪ければ、歌にも悪い意味で表れます。
精神状態が良ければ、もちろん良い意味で歌に影響します。

性格は変えなくて結構ですので、感性を磨いていきましょう。

曲を色で例えてみましょう。

あなたが好きな曲を色や景色で表すことはできますか?

例えば
Aメロは 水色で田舎の山道
Bメロは 灰色でトンネルの中
サビは 光り輝く黄色で大空の太陽
のようにイメージしてみて下さい。

そうイメージすることによって、
「声の音色」
「声量の大小」
「フレーズの表現方法」
「音楽のスピード」
まで細かく感じられるはずです。

もちろん人によって
同じ水色をイメージしても
田舎の山道をイメージしても
表現する音楽は異なります。

これこそつかみどころのないとても曖昧なものです。
しかし、その自分なり感性を大切にして磨きをかけてみてください。

今まではできなかった表現の引き戸しが増えるかもしれません。

また、今まで表現できていなかった方には
表現自体を与えてくれるでしょう。

多くの音楽を聴こう

当然ですが多くの音楽を聴くことはとても大切です。
積極的に音楽に触れるようにしてください。

多くのジャンルや多くの演奏家・アーティストの演奏を聴くことも大切です。
しかし、一人の一曲の曲でも何度も聴くうちに今までは感じられなかったことを聴き取れるようになるはずです。
曲に対するイメージも変化してくるかもしれません。

自分の音楽に固定観念を持たずに、様々な音楽を一度受け入れてみることもオススメします。
例えば「自分では何が良いか分からない曲」が「他人にはとても評価されている」場合があります。
そういうときは、一度良い部分を探してみましょう。
一度聴いてもわからないだけで、何度も聴いていくうちに惹きこまれることもあります。
もしそうなれば新しい自分の引き出しができるはずです。
曲のアプローチの仕方も、選択肢が増えることになりますね。

何度聴いても音楽の良さがわからないこともあるかもしれません。
そのときは、無理をして受け入れずに「自分とは合わない音楽」だと割り切っても良いと思います。
いずれにせよ「食わず嫌い」の可能性もありますので、一度は聴くことをお勧めします。

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