頭から声が出る感覚はある。
これは難しい質問です。
ボイストレーニングでもよく使われる表現の一つです。
結論から言えば、「頭のてっぺんから声は出ません。」
もちろんです。
しかし、「頭のてっぺんから声が出る感覚がある」ことも事実です。
感覚は人それぞれ違いますので、
「取り入れて見る価値アリ!」
ぐらいで考えてもらえればいいと思います。
感覚には相性がある。
試しに頭のてっぺんから声を出してみてください。
トライしてみて、感覚がつかめたら素晴らしいことです。
しかし何度やっても感覚がわからなかったら、ひとまずそのことは忘れましょう。
その感覚と相性が悪いのかもしれません。
もしくは、今はその感覚がわからないだけかもしれません。
一年後に試してみるとその感覚がわかる場合もあります。
大切なことは感覚は人それぞれだということです。
感覚を言葉で表すと、さらに複雑化する。
そして、その感覚を言葉で表すとさらに複雑になります。
AさんとBさんが
似たようなテクニックで発声しているとします。
しかし、
Aさんは
「頭のてっぺんから声を出す感覚」
と表現する一方、
Bさんは
「鼻腔に声を響かせる感覚」
と表現するかもしれません。
トライして、ダメだったら忘れよう!
感覚はとても大切なものですので、一度取り入れてみましょう。
しかし、感覚は人それぞれですので、自分に合わなかったら一度忘れましょう!
そして、次に出会ったときにその感覚がわかる場合もありますので、頭の片隅にしまっておいてください。
何年もずっと先にその感覚が理解できることもあります。
実際に
「〇年前ボイストレーニングで言われたことが、今わかるようになった!」
という経験を持つ歌手はたくさんいます。