身体と喉のウォームアップが必要

ウォームアップでは、声と身体の2種類のウォームアップをすることをオススメします。

ボイストレーニングの前などにウォームアップをすることは、
・声の健康を保つためにも
・良い声で歌うためにも
大切なことです。

自分なりのルーティーンを持っている方は、それで構わないと思います。
まだルーティーンを持っていない方は、参考にしてください。

warmingup

まずはじめに「身体のウォームアップ」

声を出す前に、まずは身体のウォームアップをお勧めします。
運動をする前と同じ要領でかまいませんので、全身のストレッチを簡単におこなってください。

その後は、方法はお任せしますが、「軽く運動しても息が上がらない」程度に身体を起こしてあげてください。
胸郭を豊かに広げてブレスを深くとれる準備は少なくとも必要です。

ロングブレスを何度もおこなうのもいいでしょう。

他にはランニングでも、その場の足踏みでも効果はあると思います。

身体が起きたら「声のウォームアップ」

身体が起きてきたら、次に声を起こします。

声のウォームアップ方法も様々あると思いますが、ここでは一例を紹介します。

まずはリップロール

まずリップロールをおこなって、負担の少ない状態で低音から高音までの広い音域の声を出します。
これで少し喉が起きるはずです。

続いて「地声」

次に地声で出しやすい音の高さで「アー」と言って胸の響きを確認します。

声にストレスを感じるようならストレスがなくなるまで「アー」と言って、気持ち良く響く場所を確認します。

「アー」で響きを確認できたら、次に喚声点の手前までの音域で、簡単なスケールで発声練習をします。
これで地声の音域を起こしていきます。

地声の次は「裏声」

地声が起きてきたら、次は裏声です。

出しやすい音域で「フーッ」と声を出し、裏声の声を起こします。

これもストレスがなく「声が気持ち良く響くようになる」まで出します。
息漏れは少ないほうが良いですが、力むようでしたら息漏れがあっても構いません。

気持ち良く出せるようになったら、簡単なスケールで裏声を出します。

最後に「ミックスボイス」

地声と裏声が起きたら、いよいよミックスボイスです。

簡単なスケールで「地声から換声点を超えて」そのままミックスボイスの発声をしてください。
いきなり大きな声量だと身体がびっくりしてしまいますので、少しずつエネルギーを増やしてあげて下さい。

少しウォームアップが長いように感じるかもしれませんが、発声が安定してくると、すべての行程を短い時間で済ませることができます。

ウォームアップの参考にしてみて下さい。

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