喚声点で喉を開く理由は?

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地声からミックスボイスへの変わり目で喉を開く

ミックスボイスでは喉を開く感覚が必要です。
当然ですが喉は実際には開きません。
「不必要な筋肉を使わず力まないために」「必要な筋肉を十分に働かせるために」喉を開きます。

特に開く感覚を意識すべき部分は「パッサージョ(喚声点)」付近です。
地声からミックスボイスになる変わり目の部分です。
ここは、声のメカニズムが変化する音域ですね。

低い音から高い音へ少しずつあがってみて下さい。
地声からミックスボイスに変わるときに、発声のメカニズムは変わりますね。
声が裏返りそうになる音程付近です。

この時メカニズムは変わりますが、「歌い方(喉の状態)」は変えずにミックスボイスへ移行する必要があります。

注意

地声とミックスボイスの変わり目は、感じないことが理想です。
本来は地声にもミックスボイスの要素も混ぜていきますので、両者の違いは少なくなります。

ここでは、わかりやすく「変わり目を感じる」発声の状態の場合で説明をします。

喚声点で喉を開く

喉を開くとは、その状態を維持すること

声区の変わり目では、発声が特に力みやすい傾向にあります。
そこで、喉を開いて
・地声の喉の状態を維持したまま
・地声の歌い方のままで
ミックスボイスへ移行するのです。
※喉のメカニズムは変化します。

「首がキュッと閉まったり」「喉頭が上がったり」などの余分な動きをしないように喉を開けるよう意識します。
「喉を開いて歌う」ことが歌い方を変えずにミックスボイスへ移行するのを、助けてくれるのです。

ミックスボイスはチェストボイスと同じ音色にしよう。

喉を開くことで
ミックスボイスが地声に比べて
1.裏返る
2.浅くなる
3.スカスカの声になる
4.喉頭が上がった状態になる
5.首の表面近くの筋肉(アウターマッスル)を使ってしまう
などのマイナス要素を防ぐわけです。

そうすることで、地声とミックスボイスの差は少なくなります。
感覚的にも「ミックスボイスを地声で出しているような感覚」で出せるようになってくるのです。
最終的にはすべての音域で力まずに歌えることが理想です。
声区の変わり目を感じないまでにテクニックが安定してきたら、素晴らしいことですね。

「喉を開くこと」をパッサージョでは意識してみて下さい。
ただし「喉の開けすぎ」は喉に負担がかかりますので、注意が必要です。

「喉を開く」という表現は曖昧な表現です。
「喉を開く」という言葉だけでは理解できないことが多々あると思います。
このことに関しては、また改めて取り上げます。

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