コーヒーは声帯の水分を奪います。

コーヒーは歌う前には控えるべき飲み物です。

なぜか?
人間の体はアルカリ性でできています。
そこに酸性であるコーヒーが体内に入ると、
酸性を中和するために水分が必要になります。

声帯には粘膜があります。
声を出すには、その粘膜を潤っている状態にするべきです。
声を出している間、声帯は常に擦り合っている状態にあります。
水分は声帯の命です。

コーヒーは、声帯の粘膜の水分も奪います。

声帯が乾くと疲労しやすくなります。

声帯が乾くと摩擦が大きくなるため、声帯の腫れが生じ疲労を増大させます。
歌う状態が悪くなるだけでなく、その後のコンディションにも影響を与えるわけです。

コーヒーに関係なく、水分を十分にとることは歌手にとって大切なことの一つです。
カサカサの肌はひび割れを起こしやすいですね。
潤いのある肌は荒れにくいです。
また冬の乾燥する時期は、肌が荒れやすいですね。
それと同じ現象が声帯でも起こっています。

声帯は常に潤っていることが理想的です。
肌に潤いを与えるのと同じ感覚で、声帯も労わってあげてください。

コーヒーは水分を奪いますが、カフェインが神経を刺激するため、頭が冴えてうまく歌えると感じる人もいるでしょう。
それは事実であると思います。
しかし、自然の状態より負担が大きいですので、「カフェインに頼らず、果物等の自然の糖などで身体の状態を作ること」がベストでしょう。

コーヒーに頼る例外もあるかもしれません。

ただし、コーヒーを飲むことで目が覚め体が起きるようでしたら別です。
体が重たい(歌を歌う準備が出来ていない)状態で歌い声帯に大きな負担を与えるよりは、コーヒーを飲んで歌ったほうがよいかもしれません。

声帯が潤っている状態で間違った発声で歌い続けるよりかは、声帯が多少乾いていても無理のない発声で歌ったほうが負担は少ないように個人的には感じます。

いずれにせよ飲みすぎには気をつけてください。

※コーヒーを飲んで声帯の状態の変化を感じない人もいます。

※前述したように声帯には潤いを与えることが重要です。
知識として水分をとり、それが体内に吸収されるのは、ある程度時間がかかることを覚えておいてください。
ボイストレーニング、発声練習中ではなく、その前から十分に水分をとっておきましょう。

※ミックスボイスでは声帯の振動体が削減されます。
そのため、より薄い短い場所に振動する場所が集中します。
十分な水分を保つようにしましょう。

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