歌う感覚は人それぞれ異なります。
声が「前へ集まっている」「前にある」ような感覚を持つ歌手は、多くいます。
ボイストレーニングにおいて「声を前に!」と言われた人も多いと思います。
しかし、歌手の歌う感覚は人それぞれ異なります。
つまり「前へ歌う」ことは、あなたにとって「正解」かもしれませんし「間違い」かもしれません。
声の方向を決めることは、実際に方向が決まることではなくて「あくまでイメージ・感覚の話」です。
そういうことを考慮して、正しいか間違いかは置いといて、「一度試してみること」は良いかもしれません。
その場合、「自分の感覚と一致しない場合」は「声が悪化する可能性が十分にある」ことを理解しておいてください。
実際に「声を前に置くメソッド」に大反対を唱えている専門家も、多くいます。
声を前にと言う専門家もいますが...
声を前に出したときの体の反応を感じる
声を前に出すことは、危険なことではあります。
ただし、一度やってみる価値はあります。
試しに声を前に出して歌ってみてください。
その結果、声に負担が感じたときは間違っている可能性が高いです。
例え大きく良く響いているように感じているとしても、長時間歌えないような発声ではいけません。
負担も少なく、かつよく響く声のポジションを探すべきです。
ボイストレーニング中に、負担を感じたときはボイストレーナーにも遠慮なく伝えましょう。
結果的に「聴き手」が前に響いているように感じる歌い方を身につけたいところです。
声を前に出すことはリスクを伴うことは覚えておいてください。
自分で判断できないこともありますので、ボイストレーナーなどに聞いてもらうことをお勧めします。
喉頭、およびその周辺の反応を見て判断しましょう。
声をイメージを使って発声しているときは、
・喉頭は力んでいないか
・舌は力んでいないか
・首の周り、あごの下の筋肉は使っていないか
・胸郭は豊かか、リラックスしているか
など
体がどう反応しているかで
良し悪しを判断してください。
それにより「そのイメージが自分に適しているかどうか」が、ある程度わかるはずです。
またイメージはとてもあいまいなものです。
同じ「前へ歌う」でも、何通りもの「前へ歌う」があるはずです。
そのイメージによって「筋肉がどう反応するか」まで想定をして、是非イメージをしてみてください。
※この記事は「前へ歌う」を推奨しているわけではありません。
※「前へ声を集めてはいないが、結果的に声を前に感じる」という歌手は多くいます。
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