響く声は音色を変えずに広音域を自由に歌えます。

一言に大きい声と言っても
・響く声
・うるさい声
の二種類に分けられます。

ではその違いをどう見分ければいいでしょうか?

響く声は、広い声域において音の強弱をピアノからフォルテまで滑らかに自由に行き来できます。
そして音色も統一されています。

うるさい声だと声を自由にコントロールできません。

うるさい声は、それができず不安定となります。
比較的高音の声量を大きくせざるをえなくなります。
強弱ができたとしても音色が変化してしまうでしょう。

また、最高音がか弱くなり他の音程の声とのバランスがとれなくなります。
これが声枯れや喉声につながっていきます。

うるさい声は喉に負担が大きくかかります。

うるさい声は少なからず喉に負担のかかる発声ですので、首筋に目で見て分かる力みがあるかもしれません。

生まれつきのしゃがれ声はありません。
原因は疲労や酷使です。
たとえその声を気に入っていたとしても、喉に負担をかけており危険と隣り合わせでいることを覚えておいて下さい。

アウターマッスルを使わない

自分がうるさい声かどうか判断するための簡単な方法としては、歌に不必要な筋肉を使っていないかを確認することです。

首周りの力みを確認

先ほど少し書いたように首周りの表面が力んでいないか確認してみてください。
首筋に血管などが浮き出ていたら力んでいる証拠です。
この表面の筋肉は鏡などで目で見て確認しやすいので、とてもわかりやすい部分です。

顎の力みを確認

次に顎の力みを確認してみてください。
顎も歌うときに力みやすい部分の一つです。
顎の関節部分に力みが集中してしまう場合も多くみられます。
また顎の下の部分も力みやすい場所の一つです。

静止画などではわかりにくいですが、動画でとると顎の力みは比較的見つけやすいです。
スマホの動画でも十分ですので、一度録画してみて確認してみてください。
顎が力みやすい人は、優しく歌っている時より、力強い表現や高音で力みが顕著にあらわれます。

舌の力みを確認

うるさい声で歌う方の中には、舌を下に押し付けるような発声をしている方もいます。
舌は一度力む癖を覚えてしまうと、とても癖を治しにくい部分の一つです。

もし力みが確認できた場合は、歌などの実践ではなく母音などの音階練習でまずは矯正する必要があるかもしれません。

余計な力みがなく大きな声が出ている場合は、それは響く声かもしれません。
自分では判断しにくい場合もありますので、できる限り信用のおける方に聞いてもらうことをお勧めします。

 
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